あなたのkugyoを埋葬する

主に読書内容の整理のためのブログです。Amazon.co.jpアソシエイト。

第6回文学フリマ24

渡しが死んでも、川にはいるもの

橋を架ける少女。 さあ、なんですって? 毎晩寝る前に1作品ずつ書評していくことに決めた。 ですって? もう積み残しが2作品もある勘定になりますね。 小説π同人会,"小説π 第8号"(A-14) studio zero/蒼天社,新井啓介/木村秀章/小山昌宏"怪獣文化とウルトラ…

"はんせい 第四号"

さあ、今晩のお供は、はんせい社の"はんせい 第四号"(B-37,http://hanseihansei.hp.infoseek.co.jp/)ですよ。A5版で、たしか100円だったかな。 コンテンツは以下。 特集 やっぱり三十代はアツい! P本「二十九歳! サラリーマン議員の孤軍奮闘! (〜一○○%…

1日1作品。

毎晩寝る前に1作品ずつ書評していくことに決めた。

Nice boat.

やはり根性の欠如が問題だな。24に再チャレンジ、という予定は、当面は組みません。ただ、上記の35作品については、かならずこの日記で書評します。かならずします。 やっていて、批評の力量がずいぶんついたように思います。それと、作り手側のみなさんから…

買ったもんのリスト

ぬぐ〜、日付が変わってしまった。また24時間でテロ解決に失敗ですね。合衆国はいまごろバイオテロか核攻撃でたいへんなことになっちまってるんでしょう。とりあえずリストをつくってみようか。 凡TIME,"文芸誌の一年[二○○七年上半期]"(B-43,http://d.haten…

"「食パン」別冊フリーペーパー ミミ"

食パン&マイノリティの"「食パン」別冊フリーペーパー ミミ"をいただきました。ブースはA-85で、公式サイトは「モグサン・モグソン*mogusan-moguson*」です。 小さな茶封筒に2枚の紙が入っていた。 魚住昭「簡単!プリンのとってもおいしい食べ方」 食パン…

"永遠の反逆児としての子ども像"

無手勝・野田光太郎の"永遠の反逆児としての子ども像"、ブースはB-27でB5版。「子ども」をキーワードに、『ザ・ワールド・イズ・マイン』と『キーチ!!』、さらに『なるたる』『ぼくらの』『20世紀少年』『バガボンド』を論じた評論。 『ザ・ワールド・イズ・…

"cut-cut-cut"

ひきつづきICUさんからの作品で、"cut-cut-cut"ですね。A5で、ページが横に4段に分割されており(つまりカットが3回されており)、したがって上の段だけめくっていくなどというふつうでない読書体験ができるようになっている。 の、だが、こういう手法は絵本…

"終末無き言詞の戦慄"

さて、やっとひきこもりの準備が整ったので、どんどん読んでいきます。 ひきつづきICUさんからの作品で、"終末無き言詞の戦慄"ですね。A8の単語帳型装丁。写真はのちほど。 さて、リングに32枚の単語カードと厚紙のカバー2枚とがつけてあるという形式で、カ…

ただいま

やたら定理でいっぱいのコンパクト星から帰ってきました。足の親指を怪我してしまった、おそろしい星です。 メールでどんどん更新しますよー。

RENKU

エーッもう8時か! ジャーンジャーン そういえば『恋空』については、私よりずっと頭のいい方が取り組んでいらっしゃるので、とりあえずその様子を見守りながら、映画見にいくことにします。だれかいっしょに行こうぜ。 God & Golem, Inc. God & Golem, Inc.…

"掌中の涅槃"その2

"掌中の涅槃"は、薄い1冊で1篇の小説。 そうこうする内に、朗読師と雨に濡れた狗の臭いのする少年は、幾つかの未来の死を乗り越え、如何なる他人も羨む夫婦となった。朗読師は妊娠していた。 という感じで、途中までめちゃくちゃが書いてあるようにしか見え…

"掌中の涅槃"その1

というわけで24時からは文学フリマ24ですねえ。第2回の最初はICUの"掌中の涅槃"です。ブースはA69でB6版。ICUの公式サイトは「ICU in WIRED」です。 ICUさんではこのほかに"cut-cut-cut"と"終末無き言詞の戦慄"も買いましたからあとでレビューしますよ。ジャ…

『自室』は描写が退屈、作者にはもうちょっと自室から出てきてほしい。 2007-11-15 - kugyoを埋葬する という感想文について、もうちょっと詳しく述べる。もっとはっきり言うと、この感想文の正当性を論証しようと試みる。 まず、この小説、タイトルを『自室…

次回予告

というところで、たった5サークル6冊しかレビューできないままに終わってしまった第1回「第6回文学フリマ24」ですが、おれはージャックーバウアーふじみのおーとーこさー、というわけで、こんなところでくたばってたまるか! 続きは来週23日(金)の勤労感謝の…

"汎用サーチライト"その5

論理学はちゃぐちゃぐ馬コ。 「ファインダーからの眺め」は『ノエイン』『ゼーガペイン』 を、量子的ゆらぎというかなり明示的な共通項を使って拾い上げ、ビデオカメラのファインダー越しの客観/主観という読みから映画『20世紀ノスタルジア』につなげた評論…

"汎用サーチライト"その4

うーんおなか痛い。 "汎用サーチライト 第三号"の目次は以下。 横田智史「ファインダーからの眺め」 さいとうかつこ「聖痕伝説 映画『切られ与三郎』(一九六○)の非意味の傷、不可視の傷 鈴木辰馬「スケベの本質とオトメチック」 「座談会―「アニメについて…

"汎用サーチライト"その3

はい、事件はリアルタイムで起こっていると言いながら、サークルの仲間と論理学やったり『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]』見たり飲み屋でタコのから揚げ(うまいよね!)食べたりしていたid:kugyoです。こんばんはこんばんは! さて、目標の35冊には…

"汎用サーチライト"その2

報酬が支払われたため、今日からまたコーヒーで加速することができるようになりました。 "汎用サーチライト 第二号"、目次はこうです。 長田祥一「継続的な、変化と過去の、欠落……『BLACK LAGOON』」 横田智史「来らざる炎 ―映像アーカイブのための(非)方…

"汎用サーチライト"その1

続いては汎用サーチライトの、"汎用サーチライト 第二号"、"汎用サーチライト 第三号"、そして"チラシで出来た携帯電話のようなもの"です。ブースはB-47、"汎用サーチライト"の形態はA5冊子。公式サイトは「汎用サーチライト」です。 "チラシで出来た携帯電…

"「飛ぶ博物館」小話"

あー腹減った! 次は飛ぶ博物館というサークルの"「飛ぶ博物館」小話"、これはたしかフリーペーパだったはず。ブースはA-35で、B4の紙を半分に折ってまとめてある。公式サイトはhttp://bfew1.hp.infoseek.co.jp/です。 コンテンツは以下。 木場字鏡『墓石』 …

"GD# Vol.27"

GameDeepの"GD# Vol.27"、ブースはB-60でB5版。表紙の写真は、こういう感じのモノクロ処理で入れられるのはかっこいいよなあ。GameDeepの公式サイトは「GD# : GD# Ununiform Mindings」。 ところで、このサークルは美少女ゲームについての評論をしっかりやっ…

"人間学"その3

「学生生活から一般社会に溶け込んでいく際に求める世間智によせるわずかばかりの箴言」はアフォリズム集で、まあまあいかにも大学生らしい熱気とルサンチマンにあふれている点、「告発する文学」と軌を一にするのだけど、もっと厳選するべき。せっかくセン…

"人間学"その2

"人間学 第一号"の目次は以下。 「告発する文学―序に代えて」 「学生生活から一般社会に溶け込んでいく際に求める世間智によせるわずかばかりの箴言」 「人造人間論」 「喧嘩ということ」 「教師の使命とは?」 「連載 行動と革命原理(一)」 「麗し」 「告…

"人間学"その1

はい、24時間で事件解決のためにはさくさくいかなきゃね。というわけで次に扱うのは明治大学人間学研究会の"人間学 第一号"です。A4版で、裏表紙の水彩画がきれい。植物画なんだけど、よく見るとヒマワリらしきものの中心部(種のあるところ)が青いのね。切…

"M@D AGE"その4

次は『アトラクション』。これもよい。著者はid:hidakananigasiさんであると推察される。 『大都会交響楽(1)』が基本的に2者間の対話で全篇が構成されていた(そして会話文の書き方がすごくうまかった)のに対して、『アトラクション』はモノローグ形式の…

"M@D AGE"その3

風呂からあがりました。すごいぜ、これは。買わなかった皆さんはすべからく後悔すべし。 "M@D AGE VOL.1"の内容は以下。 幸田龍樹『大都会交響楽(1)』 田高利『アトラクション』 田高利「ややもすればあとがき」 田高利『壁に向かって話す男』 田高利『孤…

"M@D AGE"その2

では、とりあえず風呂で読んできます。

"M@D AGE"その1

リストは全部読み終わったときに完成していればいいということにした。つまり、1つ読むごとにブツのタイトルと作ったグループとブースと公式サイトを打ち込んでいく。 というわけで1つめの対象はM@D AGEの"M@D AGE VOL.1"です。ブースはA-55で形態はA4版のコ…

おれの人生で最悪の24時間が……

タグを[第6回文学フリマ24]にしたのにはわけがあって、つまりこれから24時間で購入したものすべてを読んでコメントをつけようというのだ。 ひとり文学フリマである。 そういうわけで、いま、買ったものをリストしているが、これがけっこうたいへん。