あなたのkugyoを埋葬する

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勘定はおいくらになる

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感情とクオリアの謎

感情とクオリアの謎

 若手哲学者が哲学者向けに書いてる本で、だから可能世界とか判断とかいった用語の説明はついてません。
 とりあえず三浦俊彦の論文だけ読んだ。ま、ファンってのはさておき、彼の議論運びに慣れているからね。注で『なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)』などばさばさ斬っていておもしろい。
 他のひとの論文はこれから読みます。前野隆司がどんな議論を展開しているかには興味がある。


 来年度の特別テーマを心の哲学にして、三浦など何人かの哲学者・脳科学者を招聘して講演をしていただこうかと思っていたんだけど、こういう本が出た以上、私特有の問題設定を作るのは難しそうなので、考え直す。
 あと、これは心の哲学全般に言えることだけど、ざっとこの本の掲載論文を眺めた感じ、直観に訴える部分が多すぎるようだ。もちろん、その直観に基づけばこうよね、式の議論がなされている感じであれば、望ましい傾向ではあるのだけど。
 では、おふろで読んできましょうか。