論文要旨のはさみかた
最近借りた本のリスト。
- 作者: 加地大介
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2008/03/01
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- 作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,高橋哲哉,宮崎裕助,増田一夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 竹内郁雄,斉藤康己,片桐恭弘,ダグラス・R.ホフスタッター,Douglas R. Hofstadter
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 1990/09
- メディア: 単行本
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ゼロアカ道場が道場破りを募集していて、私も含めて界隈が少しにぎやか。500部の同人誌を刷らせて文学フリマでの売り上げ量の高かったやつを勝たせる、というゲーム。500部すべて売り切るのは前提なんだろうと思う、だって自分の仲間とか雇ったやつに買わせたっていいだろうから(いくつか運営側の防御策は思いつくけど、決定的ではない)。金は少しかかるかもしれないが、自分の将来にそれぐらい賭けられないようでは、初めから問題外では。ああ、落語の『花見酒』を思い出すね。バブル経済。
さて、刷る同人誌には自著の内容を未来予知して作った1万字の要旨をのっけなきゃいけないそうなんだけど、これがあんまり紙面上で浮いているとマイナス点をつけられるらしい。要旨といえば『有限責任会社 (叢書・ウニベルシタス)』だろうということで、今日はそれを借りてきた。これには有名なデリダ=サール論争の関連テクストが収められているけど、サール先生はこの本に自分の論文が収録されることを拒んだそうで、サール先生の主張は他人の要約の形でのみ載っている。だからこの手でさ、「kugyoは、自身の論文が本書に収録されることを断ったため、われわれは、デリ田の二つのマンガの間に、編者註として、kugyo論文の要点の簡潔な要約を差し挟むことにした。」ってやったらいいと思うんだよ*1。
虚構の哲学に言語哲学がからんでいることには気づいていて、なおかつちょっと敬遠していたのだが、やはり言語行為論その他の先行研究は使いやすいから、勉強することがだいじであろう。正統の教育を受けていないからには、こういうところも自分で押さえておかないといけないわいな。いつまでもデリダ*2の手のうちでモノノケダンスしていても楽しくないし。
『メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル』はメタフォントの話を思い出すため。汎テクスト論がまさかメタフォントによって窮地に立たされるとはね(そろそろレジュメ完成させなきゃ!)。