オントロジック・ターンはいっきものじゃなーい
最近借りた本のリスト．
- 作者: バリントン J.ベイリー,冬川亘
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1983/04
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
- 作者: パトリックマグラア,ブラッドフォードモロー,Patrick McGrath,Bradford Morrow,加藤光也
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1992/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ケヴィンブロックマイヤー,金子ゆき子
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2011/11/17
- メディア: 単行本
- クリック: 29回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
最近買った本のリスト．
ジェンダーと法 (Fuma gender law books)
- 作者: 辻村みよ子
- 出版社/メーカー: 不磨書房
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: Amie L. Thomasson
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand
- 発売日: 2007/06/11
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ナイジェル・ウォーバートン,栗原泉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: 小田中章浩
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
- この商品を含むブログ (3件) を見る
文化人類学―人間と文化の理論 (1954年) (新文化叢書)
- 作者: 堀喜望
- 出版社/メーカー: 法律文化社
- 発売日: 1954
- メディア: ?
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: テオドルベスター,Theodore C. Bestor,和波雅子,福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
- クリック: 57回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
The Art of Comics: A Philosophical Approach (New Directions in Aesthetics)
- 作者: Aaron Meskin,Roy T. Cook,Warren Ellis
- 出版社/メーカー: Wiley-Blackwell
- 発売日: 2012/02/27
- メディア: ハードカバー
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
- 作者: デレックビッカートン,Derek Bickerton,筧壽雄
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
- 作者: テッド・ムーニイ,中村融
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/01/19
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: 宇野邦一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1991/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: ジャックカーリイ,Jack Kerley,三角和代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 文庫
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
- 作者: 警察実務研究会
- 出版社/メーカー: 立花書房
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
パール金属(PEARL METAL) アップル ピーラー リンゴ 皮むき器 C-140
- 出版社/メーカー: パール金属(PEARL METAL)
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
ブロックマイヤー，第七階層からの眺めは非常に面白い短編集だった．作品の形式はかなりばらばらで，コルタサルの*石蹴り遊び*みたいなものまであるのだが，すべての作品が，取り返しのつかないことへの諦念について書いているように見えてしまい，半分ぐらい泣きながら読んでいた．収録作品のうち「第七階層からの眺め」「トリブルを連れた奥さん」が好み．
ウォーバートン，哲学の基礎は優れた哲学の入門書！ こんなに内容が濃いとは思わなかった，いまだれかに勧めるとしたら間違いなくこの本．Amazonの中古が激安なのでいまのうちに買いあさるべき．
小田中，フィクションの中の記憶喪失 (世界思想ゼミナール)も面白かった，物語がどんなふうに現代的な記憶喪失テーマを扱ってきたかを時系列を追って教えてくれる．シェルショック関連の話が特によい．まず，なんでもかんでも性的欲望で説明してきたフロイトが，シェルショックでは，抑圧の原因を明らかにしたところで問題の解決につながらないし，患者が過去の辛い体験を反復しつづけることも説明できないことを知り，理論の修正（タナトスの導入）を行うというのが，いい話である．また，
p.52
第一次大戦は多数のシェルショックの兵士を生み出すことによって、記憶喪失（トラウマによる解離性健忘）が珍しい出来事ではないことを人々に知らせた。ただし単に第一次大戦をきっかけとして、このモチーフが広くフィクションで用いられるようになったと考えるのは早計である。
ということで，第一次大戦以前の19世紀末の作品（Hugh ConwayやGrant Allen）を紹介してくれるのもいい．
