あなたのkugyoを埋葬する

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太ももだけがどんどん太くなってくる。どういうことなの……。

 今日はフレグランスキャンドルを買った。火をつけるとなんとなく香りが立ち込めることになっている。
 さくら、桃、柚子とあるうちの1種類を買った。どういう香りにどういう効能があるかわからないが、私は心に関する物理主義者なので、心的状態を変える手立てとして、食事とか鉄分とかが大きな効力を持っていると考えているから、香りのこともとにかく信じてみよう。


 最近、むかし買った『10.1/2章で書かれた世界の歴史』を読み終わった。そんなに「知的な小説」という感じはしないな。期待しすぎたか。うーん。
 つまり、テクスト論者にとっては、いくつもの種類のテクスト群が1つの本に収まっているという状況は、あまり特別なものとは思えないんだな。批評だの歴史書だのをまとめて「1つのテクスト」として自分で引用の織物を作ってしまえばいいのだから。そして、とすれば、問題の小説にはその織物の巧さをこそ求めるのがよいと思うのだけど、それにはこの小説は成功してないと思う。単に同じような言葉(キクイムシとか)がどの章にも出てくる、というだけでは……。
 もっと知的に! だから現代の小説のほうが好きなんだよ、私は。

ドナルドのことが大好きだもんでドラゴンをドナゴンと誤記してしまった

 最近買った本。

無関係な死・時の崖 (新潮文庫)

無関係な死・時の崖 (新潮文庫)


 新しく知り合った友人がこのなかのある短編を好きだと言っていたので、読むことにした。


 ここのところミステリーが読みたい気分。この本を買いに本屋に行ったら、歌野晶午の初期の長編が新装版で文庫になっていて、懐かしい気持ちになる。私が以前これを読んだときは中学生ぐらいで、とにかくわけもわからず濫読していたから、いま読み直したら筋を覚えていなくておもしろいだろう。こういう老人の話を書いたのは……星新一だったか。
 そのほか、以前注目していた作家の三津田信三の長編を一気読みしたい気持ちも強い。よーし。