「哲学の中のフェミニズムを考える」ブックフェアに参加しました
木下 et al.(eds) , 分析フェミニズム基本論文集(慶應義塾大学出版会,2022)の邦訳に参加した.これはここ20年ぐらいに発表されたフェミニズム的哲学の研究を8つ選択し,それぞれ全訳したもので,訳注のほか,木下による編訳者解説も充実させている.
この発売にあわせて,慶應義塾大学出版会の企画で,「哲学の中のフェミニズムを考える」というブックフェアがあり,各地の書店で順次開催いただいている.
必ずしも同出版社の本にこだわらなくてもよいということから,私は7冊ほどまったく自由に選択させてもらい,その推薦文を書いた.全体では30冊弱となる.
ベースとなる論文集が「分析フェミニズム」ということで,この5年ぐらいに各研究者たちのがんばりでもりあがってきている分野だから,日本語で書店入手が可能で分析フェミニズムっぽいものはひととおり押さえたはずだが,そのほかに私は,この 基本論文集のなかでも主要な議論として取り上げているセクシュアル・マイノリティにまつわる議論への理解を深めるのに役立つと考え,以下の2冊を特に推した.
セクシュアル・マイノリティは我々の社会でいま生活している人々であるから,生活上のニーズがさまざまにある.また,ある程度の人間が集まって活動するという点で,学校と並んで社会内で大きなウェイトを占める職場というところがあるのだが,そこは校則のようなかなり私的ルールだけでなく,もっと公的な,法による規制によって労働者が保護されている.そしてこの労働者には当然,セクシュアル・マイノリティも含まれる.これらのことが確認できるような文献として推薦した.いずれも実務的な参照に耐えることを目指して作られているので,前提知識がなくとも利用できるだろうと思う.
もちろん,セクシュアル・マイノリティの当事者の多くにとって,これらは確認するまでもない,生活の一環だろうと思う.しかし,( 分析フェミニズム基本論文集 収録の論文にも見られるような )“よりよい社会を目指す”という目的を明示的に掲げた議論を考えるならば,いまの我々の社会がどういう制度を提示できているのかについて,現在位置を把握しておくべきだろう.さらには,こと哲学的議論においては,本質的な指摘をするといったそれ自体は重要なはずのお題目をかさに着て,現在の社会の状況やその来歴がむやみに軽んじられ,ポイントを外して再構成した形で話が進みがちであるのだから.
セクシュアル・マイノリティについては,「このひとたちはどんな主観的経験をしているんだろう?」「人口の何人ぐらいいるんだろう?」「妄想のような病的な状態にすぎないんじゃないか?」といった問いはよく出てくるし,それらに答える文献もあるのだが,これらは,セクシュアル・マイノリティなんて周りに見たことないけど,ほんとに存在するのかなあ? という世間知らずな動機に基づいて問われることが多いように見える.(そしてこれらの問いに答えるものとして提示される書籍も,中高生やその保護者,あるいは大学生ぐらいに向けて書かれているものが多い気がする)
しかし,我々が暮らしている社会はすでに,セクシュアル・マイノリティが急に出現してあわてふためいているような状態ではない.ともに暮らす人々のなかに,ジェンダーモダリティや性的指向がまちまちなひとが以前からいること,ひとの幸福をそんなことを言い訳にして軽んじてはならないことを受け入れられるように,法律も医療も制定され,運用が行われているのだ*1.
*1:もちろん,そうでない社会や望ましい運用が得られない場所もある.
十二月の怒れる男
先月(11月)は,文学フリマ東京35 出店者リスト - 文学フリマWebカタログ+エントリーで頒布する同人本に参加するための原稿を必死になって書いていた.私の場合,必死になるというのはこの20年変わらず,ことに集中するのに必死になるので大半を占めている.
その前の月(10月)は,11月に出版されることになる書籍の索引を考えるのに必死になっていた.
索引があるとよいとはよく聞く.翻訳のさいに索引が削られていると訳者(版元を含む)の態度に幻滅する,という話もきく.だが,そういうひとでも入手した本の頭から尻尾までに目を通したことはそれほど多くないのではと思う.私もそうだ.そして索引というのはそういうもので,単一のひとが持つ関心に応答するだけなら過剰である.複数のひとがその本を読むだろうこと,それらの関心をあるていど予測して先回りしつつも,予想外の関心にもある程度答えられるように,本の内容を大づかみして提示すること,という,かなり不安定な未来に期待して,索引をつくるのだ.
不安定な予測に基づくとはいっても,通読して内容をわかっている本なら,索引なんか簡単に作れるという気がするかもしれない.なにしろ議論を再構成して図示するとか,読解が難しいところの候補をいくつか検討するとか,明示的に検討されていない反論を考え出しておいてもとの議論のなかから自己擁護できる材料があるか探すとかいった作業をやりなおさなくてもいいのだ.ただキーワードを抽出し,その出現箇所を拾うだけ.多少の表記揺れを吸収すればいい.
そうだろうか? たしかに,構成が緊密な本,たとえば単一の著者の手になるモノグラフであれば,これは簡単かもしれない.しかし,さまざまな議論を集めたアンソロジーだとどうなるだろうか.両方の議論に同じ字面の言葉が出てきたとして,それは同じ見出し語として拾ってよいだろうか.あるいは,議論それぞれが同じ意味のアイデアを別の言葉で表現していた場合はどうだろう.それはぴったりと重なる意味で用いられているだろうか,それとも大部分が重なっているがちがいもあるのだろうか,そのちがいはアンソロジー全体の文脈においてどのぐらい重要だろうか.あるいは(悪いときには)索引作成者の考えすぎで,まったく関係ない言葉をゆがんだ観点から同一視しているに過ぎないのだろうか.また,同じ意味だとしても,片方の議論では中核的なアイデアだが,もう片方の議論では単なる例として提示されているだけかもしれない.こうした箇所全てが,索引のなかに等しく登場し,所在指示を与えられていてもいいだろうか.
こう考えると,索引をなぜ作るかという目的を設定するには,どのような読者を想定するか,という態度を決める必要がある.そして,索引においてどのような見出し語を選定するか,その所在指示をどこまで網羅的にするか,ということには,索引作成者が書籍全体をどのように理解するかという,これまたもっともらしい回答が複数ありうる問題に.同様に態度を決めなくてはならない.そして,アンソロジーや翻訳ならば,こうした態度決定は索引作成者が気ままにできるものではなく,おかしな態度や理解に対する批判を引き受ける責任を負わなくてはならないものだ.
これはかなり苦しい作業だ.また,索引には技術的な不明瞭さもある.たとえば,ここまでにも書いてきた「見出し語」「所在指示」といった索引作成上の用語や,それらがどのようなルールに一般的に従っているかは,ただ索引を見ているだけではわからない.
ここで私は1つ文献を紹介したい.藤田節子,本の索引の作り方(地人書館,2019)だ.索引とはなんのためにあり,どれくらい作ればよいのか,どういう構造になっているべきか,それを実現するための具体的なプロセスはどうするとよいか,といったことがすべてまとまっている.また,このような文献が存在するということじたいが,索引づくりという行為,そして索引に価値を感じる態度を勇気づけてくれると思う.
Jenkins 2018, "性同一性の説明に向けて"
Nottingham大で哲学を教えているKatharine Jenkinsが,トランスの権利運動によく登場する性同一性[gender identity]とはなんのことかについて説明する論文,Jenkins 2018を書いている.この論文は,哲学業界で最近流行している,概念工学という研究ジャンルの一例でもある.
トランスの権利運動に対して,ちょっと気の利いた人間なら思いつく疑問がいくつかある.私はこの論文をそういう疑問への応答として読んだ.たとえば,この論文を読むとおそらく,トランスの権利運動が,必ずしも性同一性についての自認を絶対視する必要はない,ということがわかるだろう.また,以下のような立場をとりたいと考えるなら,この論文をよく読み,応答を考える必要があると思う:
- 性同一性や性自認1といった怪しげな概念を使っているのだから,トランスの権利運動はばかげているにちがいない.
- トランスの権利運動は,現状の性規範を絶対視しないと成り立たないのだから,性規範を批判しようとするフェミニズムとは相容れない.
- トランス女性の主張を真に受けるなら,女性という被差別的な立場に自らを置こうとしていることになり,不可解だ.なにかべつの悪しき目的があるはずだ.
さらに,ミスジェンダリングとは何をすることなのか疑問を抱いているひとにも,この論文はある程度理論的な助けになるだろう.というのも,ミスジェンダリングは当人の性同一性に反した扱いをすることだが,性同一性に反するとはどういうことか考えるには,そもそも性同一性とはなにかについて,いくつかの立場を検討する必要があるだろうからだ.
他方で,もちろんこの論文は万能ではない.たとえば以下のような主張に対して,この論文はたいした回答にはならないかもしれない:
- 性同一性という概念をうまいこと精緻化できるとしても,この概念によって生じる害のほうが大きい.トランスの権利運動は性同一性という概念を捨て去るべきだ.2
- トランスの権利運動は性同一性以外にもいくつかの概念を用いている.それらの概念のうちどれかに不整合がある.
- トランスの権利運動は性同一性以外にもいくつかの概念を用いている.それらの概念が性同一性と齟齬をきたしており,運動は全体としてやはりおかしい.3
トランスの権利運動に対しては,運動じたいに内在的なおかしさがあるという批判だけでなく,もうちょっと外在的な批判もありうる.この論文はそうした以下のような批判にも答えるものではない:
- トランスの権利運動は,性差別的な犯罪者を利するという有害な副次的影響をもたらすから,運動じたいが整合的であろうとも,トランスの権利を制限することは許容される.
- トランスの権利運動の理屈は一見整合的だが,それは大義名分にすぎず,トランスは本心では悪質なことをもくろんでいるにちがいない.
- トランスの自殺率が高いとしても,そういう軟弱者は権利主張なんかに値しない.
- あるトランスが侮辱的な発言をしたが,権利運動のなかでそうした発言は非難されていない.侮辱的な人間とつるんでいるひとびとの主張に耳を傾ける必要はない.4
まず,Jenkinsのここでの主張を,哲学者向けに箇条書きでまとめておく.
次に,性同一性という概念に怪しげなことがありそうだと思われるときなにをすべきかについて,Jenkinsが行ったことを説明しながら私見を述べる.
そして,性同一性を(現状どう理解されているかとは別に)どう理解すべきかについて,Jenkinsが推している「規範への関連づけ説」を解説する. そのなかで,規範への関連づけ説への批判で特によく考えるべきだと思われる点を1つ紹介する.具体的には,この説だと(あるいは,トランスの権利運動を真に受けると)トランス女性は自らを差別するよう要求していることになるが,そんな要求を真に受けることはできない,という批判だ.この批判にJenkinsがどう答えているかを見る.
最後に,この論文からやや離れて,トランスの権利運動について,あるいはなんであれ運動について理論的に検討したいひと向けに,私の考えを書く.
Jenkinsの主張
Jenkinsの議論を箇条書きでまとめると,このようになる.
- トランスの権利運動の目的がうまく果たせるように,「性同一性」という概念の定義を洗練すべきだ.
- トランスの権利運動の目的とは,トランスの権利を促進することと,トランスフォビアに対抗することとである.
- この目的を果たすために,目標概念[target concept]としての性同一性の定義は6つの条件を満たすべきだ.トランスの権利運動において性同一性という概念に求められている3つの条件と,その要求を満たすのに役に立つ3つの条件とがある.
- 性同一性は重要で,尊重されるべきだ,という考えがまともになる必要がある.
- 性同一性には倫理的な一人称特権があるという考えと両立可能である必要がある.
- トランスのひとびとのなかには,性同一性に基づいて性別移行や関連したヘルスケアを受ける必要があるひとがいる,という考えと両立可能である必要がある.
- 定義は明確で非循環的である必要がある.
- 性別二分法的な性同一性だけでなく,ノンバイナリーな性同一性にも適用できる定義である必要がある.
- 現行の性規範や社会構造への,広い批判と両立できる必要がある.
- 性同一性の哲学的定義として,既存の学説には,傾向性説,自認説,規範への関連づけ説がある.このうち6つの条件を満たせるのは,規範への関連づけ説だ.
- 傾向性説(McKitrick 2015)は,性についてのどんな規範に従う傾向があるか,によって性同一性を捉える立場だ.だが条件1と条件6との両立に問題がある.性のステレオタイプへの批判を認めるならば条件1が守られず,認めないのは条件6に反してしまう.
- 自認説(Bettcher 2017)は,当人が「男性である」などと真摯に表明することを性同一性と捉える立場だ.自分の性同一性についての表明がなぜ特別に重要なのかを説明しないかぎり,条件1や条件3を守れない.
- 規範への関連づけ説は,性についての規範のうち,どんなものが自分に関連づいていると感じるのか,によって性同一性を捉える.
- 規範への関連づけ説には3つの批判があるが,応答できる.
- 批判1: シスジェンダを規範とする説だ(Andler 2017)
- 批判2: 性同一性についての自身の知識に特別な権威を認めることも条件に入れるべきだが,それを認められない(Bettcher 2017)
- 批判3: トランス女性は進んで差別を受ける地位へと自分を貶めるおかしなやつということになってしまう(匿名の差読者).
- 議論ははじまったばかりであり,考慮しきれていない倫理的・政治的に重大な考慮事由があるかもしれないので,規範への関連づけ説は決定的な結論ではなく,暫定的な主張にとどまる.だがトランスの権利運動の目的を共有しつつ,この結論に同意しないならば,以下の3つのうちどれかを選ぶ必要があることは言えた.
- 性同一性において目標概念の定義が満たすべき6つの条件のどれかを拒否する
- 性同一性についての既存の立場が6つの条件をぜんぶ満たすと主張する
- もっとよい立場があると主張する
怪しげな概念に基づいた運動とどう付き合うか
この論文が扱うのは「性同一性」という概念だ.まず,多くのトランスの権利運動において,この概念が重要な役割を果たしていることが示される5.ところが他方で,この概念の内実はそれほど明らかではない.
明らかでなさの特徴としてJenkinsがここで挙げるのは,循環性だ.「性同一性」という概念の定義には循環が含まれており,それによって定義を理解するのがむずかしくなってしまっている,というのがJenkinsの主張だ.どういうことか.
男性という性同一性を備えている,というのはどういうことだろうか? よくある答えは,自分が男性であるという感じがすることだ,というものだ.つまり,男性という性同一性を,男性であるという感じで定義したわけだ.Jenkinsはこれを「民間の」概念の定義と位置づける.6
では,その定義に出てくる「男性である」とはどういうことだろうか? そこで,男性という性同一性を備えることだ,と答えてしまうと,循環が生じる.性同一性とは何かがわからないから定義をきいているのに,その答えにまた「性同一性」が出てきてしまうと,性同一性とは何かがわからないままに終わってしまう.7
このことじたいは,わざわざ哲学者に教えてもらうまでもなく,性同一性についてちょっと考えたことがあればだれでも思い至ることだと思う.トランスの権利運動(その他,どんな運動でも)が拠りどころとしている概念に哲学的な循環が見つかることは珍しくない.だが,ここが重要なところだと思うが,そのときとれる態度は2つあるだろう.
- 哲学的分析によれば,この運動が拠りどころとしているのは,循環した無内容な概念だ.だから,その運動の要求するところなんか,まともに取り合わないでおこう.
- 哲学的分析によれば,この運動が拠りどころとしているのは,循環した無内容な概念ということになってしまう.だから,運動の目的をうまく満たすような,べつのもっと哲学的に洗練された定義を提案しよう.
どちらの態度を選ぶべきだろうか?8 Jenkinsは後者を選ぶが,前者を選ぶべきではないかと考える読者のために,ここで少し補足しておきたい.
前者は,運動が目指すところやほかに利用している概念などを無視して,ただ循環やその他の哲学的難点を見つけるだけで,運動そのものを拒否できるという点で,おおざっぱではあるが効率的だ.そして世の中にはたくさんの運動があり,我々ひとりひとりが生きる時間はそれほど多くないのだから,すべての運動に真摯に取り合っているわけにはいかないし,そうできるふりをすべきでもない.なんらかのおおざっぱな基準で運動をふるいわけるのは,とがめられるほどのことではない.
ただし,哲学の吟味に耐えることを目的としていない定義というのは世のなかにたくさんある.前者の態度は,それをむりやり特定の(哲学の)基準で評価し,その要求水準を満たしていないかぎり受け入れない,という,いささか専横な態度でもある.
そして,いったん哲学の議論をはじめたからには,そうした思考の節約という実践上の理由だけで,運動ぜんたいを切って捨てるのはむずかしい.これはなにも権利運動だけに限った話ではない.たとえば形而上学の分野では,「もの」という概念を素朴に捉えた場合,さまざまな不整合が生じることが知られている9.だが哲学において,不整合を理由に「もの」という概念を放棄してしまうことだけが唯一の選択肢ではないし,「もの」という概念を使った実践はみんなばかげたものだとして棄却することも要請されない(そういう選択肢もあるにはあるが,ほかに選択肢があるというのが重要だ).民間の概念を暫定的な出発点として,不整合のある箇所を削ったり条件をつけたりといった哲学的な洗練を行い,よりましな定義を探っていくのは,哲学のごくふつうの作業だ.この作業が最初から済ませてある概念でなくては議論に値しないというなら,そもそも哲学者の仕事などなくなってしまうだろう.
規範への関連づけ説
Jenkinsの推す規範への関連づけ説は,Xとしての性同一性を以下のように定義する.
SがXとしての性同一性を備える
iff.
Xという性の集団として階級づけられたひとびとに向けて,そういう階級に特徴的な社会的・物質的現実をどう切り抜けるか指導する,いわば「地図」を考えよう.Sには,そういう内なる「地図」が形成されている.
ややわかりにくいが,これは要するに,現状の性についての規範のうち,どんなものが自分に関連づいていると感じ経験するのか,によって性同一性を捉える,という定義だ.たとえば,すね毛を処理するべし・処理すべからず,女子トイレに入るべし・入るべからず,フォーマルな場ではドレスを着るべし・ネクタイを着けるべし,のように,性に結びついた規範はさまざまある.そのうちどれが自分に向けた指令になっていると感じ,どれは自分と関係ないと感じるか(内なる「地図」)によって,性同一性を捉えようというわけだ.
そしてこの,この規範が自分に関連づいている[relevant]とか,この規範は自分に向けたものであるとかいう点が重要だ.自分に関連づいていると感じる規範がどれであるかと,その規範に実際従っているかどうかとはべつのことだ〔ここが傾向性説とはちがう〕.自分に関連づいていると感じる規範に抵抗を感じたり,批判をしたり,あえて従わなかったりすることは,特におかしなことではない.これにより規範への関連づけ説は,現状の性規範を絶対視してしまっているじゃないか(条件6を満たしていないじゃないか)という批判をかわすことができている.
規範が自分に「関連づいていると感じる」ことと,実際に従いたいと感じることの区別は,微妙ではあるが重大だ.トランスの権利運動に対するよくある批判として,次のような両角論法が指摘されることがある:
- トランス女性は,女性に関連づけられた規範に従わないならば,女性であるとは言えないので,女性としての権利要求によって性差別に荷担している.
- トランス女性は,女性に関連づけられた規範に従うならば,そうした規範を無批判に受け入れており,女性としての権利要求によって性差別に荷担している.
このジレンマからは,トランス女性はトランスの権利運動のもとで必ず(強い意味で)性差別に荷担している,という帰結が出てきてしまう.
しかし,Jenkinsのような規範との関連づけ説が提示している区別を導入すると,こんな帰結は回避できる.以下のように言えるからだ:
- トランス女性は,女性に関連づけられた規範に自分も関連づけられていると感じているから女性であると言えるが,女性性に関連づけられた規範を批判できるので,必ず性差別に荷担しているとは言えない.
規範に対するこうした態度の区別は,哲学になじんでいるひとには,内在的理由と外在的理由との区別からしぜんに出せる帰結だと思う.
たとえば(これはJenkinsの挙げている例だが)すね毛を処理するかどうかについて,男女の規範は大きく異なる.女性としての性同一性を備え,そのためにすね毛を処理すべきだという規範が(処理すべからずという規範よりも強く)自分が服するものだと感じていても,実際にはすね毛を処理しない,ということはまったく不自然ではない.規範を破ったことで居心地の悪さを覚えることもあるかもしれないし,不当な規範に抗ったことを誇りに思うかもしれないが,そのどちらも,女性特有の規範に従うべきだと感じることと両立する.
なお,ここでの性についての規範の説明には,Haslnager 2012aのような社会的階級としての性説が採用されている.つまり,女性という性が従属的な地位に置かれた社会役割であることを前提にしている.性同一性についての規範への関連づけ説にとって,性がどういうものか(どういう社会役割か,あるいは,そもそも社会役割なのか)についての説明はオープンでありうるが,女性が従属的な地位に置かれていると認めたとしても,女性としての性同一性にしたがった性の再割当を求めるトランス女性の要求は,自分を差別せよという要求とは区別できるし,合理的な要求でもありうる.
ときどき,トランス女性の権利要求を真に受けると,自分を差別するように要求していることになってしまうから理解できないとか,だからトランス女性はべつの悪しき目的を隠すために詭弁を弄しているとしか考えられないとかいう主張が見られる.だが,そのような批判は,性同一性について,そして性同一性の尊重について筋の通った説明が得られれば,論拠を失うことになるだろう.
トランスの権利運動はどれくらい重大か
ここで,たしかにその区別はできるかもしれないが,単に規範への関連づけを感じたり経験したりするということだけでは,けっきょくそれをおおごととして扱うには及ばない,という反論があるかもしれない.
反論はおそらくこんなふうになる.なるほど,そうした関連づけの感覚や経験は,その規範に従うかどうかその場その場で決断することよりも根深いものだから,おそらく本人が簡単に変更したり捨てたりできるものではないだろう.定義のなかに,「形成されている」というくだりがあることを思い出せば,当人の思いなしひとつでどうにかなることではなく,社会変革や肉体的手術を経なければ,関連づけの経験を捨てることは難しいのかもしれない.だが,社会や周囲の人間が,その経験によく配慮しなければならないのはなぜだろうか.当人の経験していることが,現実とズレていて苦痛を感じる,ということはじつによくあることだ.たとえばKapusta 2016が言うように,ミスジェンダリングは羞恥や不安や抑圧を与えるだろうが,我々はほかにもさまざまなことで羞恥や不安や抑圧を感じており,そしてそれを即座に不当だと考えるわけではない10.規範への関連づけ説は,性同一性を尊重することが重要だというトランスの権利運動の主張を説明できる(条件1を満たせる)だろうか?
これについてJenkinsは2つの論拠を挙げている.
1つめの論拠は,Bierra 2014が指摘するように,当人が規範とどう付き合うかについて周囲から継続的に誤解を受けていると,自分の意図を理解してもらううえでの権威が剥奪されていってしまうという問題が生じるから,というものだ.たとえば(これもJenkinsが挙げている例),トランス女性が大学の卒業式で,卒業式らしいフォーマルな格好を意図してドレスを着るとしよう.周囲がそのトランス女性の性同一性を尊重しない場合,それは卒業式らしいフォーマルさをむしばむ,目立ちたがりなふるまいとして扱われてしまうだろう(おまえはフォーマルな場ではドレスではなく男性向けスーツを着るべき人間なのに,というわけだ).意図についてのこういう誤解にいつもいつもさらされていると,深刻な社会的無力感に至ってしまうだろう.
とはいえ,性同一性にかぎらずたいていの場合,我々は周囲にあまり意図を読み取ってもらえないのだから,その程度のことで無力感などと言うのは大げさだ,という再反論はできるかもしれない.性同一性について誤解を受けるなんてささいなことなのに,トランスの権利運動の要求は強すぎる,と言われることはあるかもしれない.
ここで注意したいのは,ささいな誤解かどうかの基準はなにか,ということだ.みんなが気軽にやっていることだからとりわけ非難に値したりはしない,というのも,「ささい」の意味の1つではあるだろう.だが,その誤解が原因と見られる深刻な害が統計上見つかれば,気軽なことだから運動までして抵抗するほどのことではない,とは言えなくなってくる.
Jenkinsも,ドレスの例のようなミスジェンダリングが害を起こすかどうかは,性同一性の定義だけで決まることではなく,経験的に調べて答えを出すべきだと考えている.そこでJenkinsは2つめの論拠として(提示される順序としてはこちらが先),Bailey, Ellis, & McNeil 2014など,トランスの自殺についての統計的議論をあげている.
理論的な検討について
予告したとおり,ここからはJenkins 2018をやや離れて,運動について理論的に検討するときやるべきことについて私見を述べたい.
まず,おそらくJenkinsと共有できるだろう点として,ここまでに書いてきたまとめにもすでに,以下のような主張が含まれている.
- 専門家による理論的検討は,運動の額面上の主張の矛盾を突くだけに終わってはいけない.そうした矛盾があるなら,運動の目的をうまく満たすような,べつのもっと理論的に洗練された定義を提案すべきだ.
繰り返しになるが,私はこれを,批判や検討においていつでもだれでもなすべきことだとは思わない.親切に目的をたずねるまでもなく批判し去るほうが望ましいような運動というのもたくさんあるだろう.だが専門家による批判を名乗るならば,たとえ最終的には運動の目的に同意しないとしても,理論的な不備を単に指摘するだけではなく,その不備を解消したうえで理論的な評価をはじめるのでなければ,せっかく備えた専門知を非専門家に還元せずに独占する結果に終わるのではないか.なんといっても運動家たちはだれもかれもが哲学者であるわけではないし,哲学以外にもさまざまな理論(社会学とか歴史学とか生物学とか)があり,だれもかれもがそのすべての専門家であることなどありえないのだから,そのすべてに不備がないことを要求するのは法外だ.
目的をうまく満たすような定義を探すといっても,哲学の場合,特別なことをする必要はない.
どんな哲学的議論も,検討したい帰結を受け入れるかどうか考えるにあたっては,関連のある前提をピックアップして,そこから妥当なやりかたでもとの帰結が出てくるかどうかをチェックする,という手続きを(暗黙的にであれ)とっているはずだ.その結果,議論は妥当だったが前提がまちがっていたという結論に至ることも,とくに珍しいことではない.こうした議論の構成・再構成こそが哲学者の腕の見せどころであって,帰結を拒否したいがためにずさんな再構成しかしなかったら,それは議論として価値が低いし,哲学的真理(それがなんであれ)に到達する方法として不十分だろう.
同様に,運動を評価するにあたっても,結論となる目的が妥当な形で出てくるように議論を再構成したうえで,そこであぶり出された諸前提がまともかどうかをチェックする,という手続きは,まったく同様に行えるはずだ.Jenkins 2018の仕事は,トランスの権利運動を支えるにはどういった性同一性概念が前提として必要となるかを明らかにしようと企てた論文だ.冒頭で触れたように,その再構成のうえでもなお,ほかの問題は残っているかもしれない.だが,妥当な議論へと再構成が済んだからこそ,それ以外の部分に目を向ける形で検討を進められるのであって,それを怠っていては,運動の評価(それがなんであれ)に到達する方法として不十分だろう.
もちろん,トランスの権利運動の目的を都合のいいように歪めれば,議論の再構成による擁護は容易になるかもしれない.Jenkins 2018が,トランスの権利運動を擁護しやすいように,その目的を弱い要求の形に入れ替えてしまっているのではないか,という批判は成り立つ.あるいは,自分がこれこそトランスの権利運動の目的だと思いこんだものだけを重視して,運動にとって本来だいじな目的(自認こそ性同一性の核だ,とか)を専横にも捨て去っているのかもしれない.
この点でも,やるべきことはふつうの哲学的議論ととくに変わらない.Jenkinsもトランスの権利運動が多様な目的を備えていることは認めている.そのうえで,自分がここで説明をつけようとするのはこの6つの目的である,と明示しているのだ.前提が満たすべき条件(つまり,前提から帰結できること)を明示することで,それが歪められていないかどうかを確認できるようになっているわけだ.
だが,ある理論的な議論がずさんな再構成に陥っているかはどうやったら判別できるだろうか.単に妥当なだけでずさんな再構成,というのはよくあるものだ.
そのひとつの指標は,自説とは異なるほかの立場を,どれだけしっかり検討できているか,だろう.ほかの再構成のしかたと比べて自説がなんらか有利であることを示すというのも,哲学ではよく行われることだ.そしてそれを見てとるのに有用なのは,自分と同様の専門家によって提示されたほかの立場を検討していること,すなわち,分野に応じてちゃんとした文献を参照しているかどうか,だと私は思う.
私は最近,哲学者の三浦俊彦によるトランスの権利運動への批判(三浦 2019/05)を再批判した声明に署名した.署名というのはけっこう不可逆的なことで,しばらく態度を保留にしていてもあとから署名するのはまったく問題ないが,署名しておいてあとからナシにするのは非常にむずかしい(だからこそ社会的な重みがある).私がそれでも署名に踏み切ったのは,三浦の議論が,特に「近年の定説を三段論法で確認」するというくだりで,トランスの権利運動の主張についてずさんな再構成に甘んじており,Jenkinsやその他の哲学者が行ってきた自認や性同一性についての哲学的議論を参照していない11にもかかわらず,哲学的議論として提示されており,単なる個人の差別的な発言という域を超えてしまっていて,公の場での批判に服すべきだと考えたからだ.
専門家が行う哲学的議論なのに,哲学の蓄積(論文)を無視しているのは,不誠実だと私は思う12.ただもちろん,不誠実であることは,議論がいいかげんであることや,当人が該当の問題をまじめに扱う気がないことを示唆するかもしれないが,議論が誤っていることの根拠としては弱い.場合によっては,ほんとうに過去まじめに扱われたことがなく,参照すべき文献がないこともありえなくはない.とはいえ今回の紹介で私は,三浦が参照すべきだった文献は実際にはたくさんある(Jenkinsや,そこで参照されている文献)ことや,三浦の議論が説得的でないことを,はっきり示しえたと考える.
声明や署名というのは,公表して自分の正当性を主張して,それで終わりというものではない.まったく逆に,そこで書き切れなかったことや,賛同した個々人の微妙な立場のちがい13について,継続して発表し,正当性を多角的に検証し,問題に取り組んでいく責任が生じると,私は思う.やりかたはひとそれぞれだし,かける時間も異なるだろうが,少なくとも何らかその責任に応答しなければ,個人を非難する共同声明は,数を頼みにした私刑や正義を笠に着た売名ともなりかねない.
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日本語では,「性同一性」「性自認」のどちらも,"gender identity"の訳として用いられる.これにはStoller 1964による導入以来の歴史的経緯が関係するが,現代では,「自認」という訳をあてるのは哲学的には問題含みだと思う.gender identityが自分じしんには明白に知られている(認識的透明性)とか,自分以外の人間の観察や証言はつねに自分の判断より弱い根拠にすぎない(認識的一人称特権)という,論争的な前提を受け入れているように見えてしまうからだ.ここでは「性同一性」とし,「自認」は"self-identification"の訳として用いることにする.関連することだが,「性」を"gender"の訳として当て,"sex"の訳としては当てない.Jenkinsは文章上の利便性から私と同じような選択をしたと述べている(原文注3)が,私はもう少し積極的な理由づけができると思う."gender"を「ジェンダ」と訳してしまうと,"sex"のほうは生物学的な特徴として簡単に特定できるが"gender"は専門用語をあてるほかない概念だ,と受け取られやすい.しかし,sexを生物学的特徴として定義するのは非常に難しく,そのような受け取りかたは生物学を単純化してしまっているおそれがある.このあたりは高橋 2006を見てほしい.↩
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Jenkinsによれば,この立場はJeffreys 2014に見られるそうだ.Jenkinsはこの立場を直接棄却する作業はほかに任せている.たとえば,Lester 2017がそうだ.Lesterはこの本の14章で,Jeffreys 2014をGay 2014と読み比べて批判している(もしかするとトランスをはなから信頼しない人間に対して説得的な批判ではないかもしれないが).ロクサーヌ・ゲイの本はいちおう翻訳あり(野中・訳 2017).また,セックスに基づく権利侵害はジェンダに基づく権利侵害より現状ずっとひどいのだから,ジェンダに基づくトランスの権利運動は現状ではあきらめるべきだ,という優先順位に基づく批判も,もしかしたらこれに含まれるかもしれない.↩
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たとえば,トランスの権利運動は,性同一性が男性であるが女装をたしなむような人間をも,女性として扱うことを要求するではないか,という批判は,この手の批判の具体例になるだろう.↩
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私はこの態度がはなから間違っているとは思わない.たしかに,他人の侮辱的な発言をとがめないでいながら,見て見ぬふりをしてとぼけるのは誠実な態度ではないし,そのせいで信頼を失うのも当然に思える.だが他方で,侮辱的であることがつねにそのような非難や不信に結びつくべきだとは限らない.我々はときには,侮辱することを道徳的に要請されることすらあるかもしれない.侮辱や人格非難のような,人間関係にまつわる道徳的評価がどういうときフェアなものになるかについては,Scanlon 20084章をはじめ,さまざまな研究がある.↩
-
Jenkinsが参照するのは次の5つ. https://transequality.org/ https://srlp.org/ http://www.hrc.org/explore/topic/transgender https://www.stonewall.org.uk/our-work/campaigns/come-out-trans-equality https://www.amnesty.org.uk/issues/lgbti-rights また,https://www.amnesty.or.jp/lp/lbg/about/やhttps://stonewalljapan.org/resources/transgender-life/でも,同様の言及がある.↩
-
ちなみにこの「民間の」〔folk〕というのは,べつに哲学に詳しくない民間人を見下して使われているのではなく,哲学分野ではよくある言いまわしだ.哲学者は概念を評価するとき,あるていど哲学独自の基準を使うため,民間の・通俗的な・素朴な定義では満足しない.循環性はそうした哲学的な基準の例だ.哲学を気にしない場合,なにかの概念の定義が循環していることは非常によくあることで,我々はべつにそれでたいていうまくやっていける.しかし,理論におけるほかの概念との整合性とか,極端な事例への適用とかを考えると,循環している定義は扱いづらい.そういうとき,哲学者は定義を洗練し,哲学的に扱いやすい形に変えていく.↩
-
厳密には,哲学的な循環といってもいろいろあり,定義のあいだで循環が生じていてもそれは良性の循環であるから問題ない,ということもあるのだが,Jenkinsはおそらく悪性の循環だけを問題視している.↩
-
ほんとは,ほかにも「哲学的な難点はあるけど,特に気にしなくてよい」というような態度もありうる.たとえば,議論しているあいだにもどんどんひとが死んでしまう,という状況では,哲学的な難点の解消は遠回りにすぎず,あとまわしにすべき,実践上の理由があるかもしれない.そして権利運動にはどうしてもそういう側面がある.ここでは,そうした遠回りがけっきょくは運動の目的をよりうまく達成するかもしれない,という,対立するべつの実践的な理由に訴えることにしよう.どちらの理由に重きが置かれるかは,状況によってまちまちだろう.↩
-
たとえば,机というものがあり,それを構成するもっと小さな部品があり,机は部品の集まりと同じ1つのものだ,と我々は認めているように思える.ところが,この直観からさまざまなパラドクスが生じる.倉田 2017 pp. 2-34を読むと概要がつかめる.↩
-
羞恥を感じるとき,そこに不正があるかどうかは微妙なところだ.たとえば,私が足を悪くしていて,人前で転んでしまい,恥ずかしいと感じるとしよう.足を悪くしているのだから転ぶのは当たり前かもしれないが,それでも私が羞恥を感じることにふしぎはない.だがここで,足が悪くても転ぶのは恥ずかしいという自分への否定的評価に,足が悪いほかのひとにまで不利な規範(健常者は転ばないのだから,足が悪くても転ぶべきではない)を課す,障碍者差別になる前提がない,と言えるだろうか.↩
-
論文のような専門的評価にある程度さらされた文献を参照せず,ブログ記事などで済ませる傾向は,三浦 2019/06でも続いている.↩
-
こうしたやや文献偏重な態度は,三浦本人から影響を受けている.三浦 2002, 2003, 2004, 2011の「論理パラドクス」シリーズは、ほぼすべてのパズルの解説に哲学内外の文献参照がついている非常に興味深い本で,これによって私は,いわゆる論理パズルが,頭の体操にとどまらない重要な哲学的問題と結びついていることを学んだ.↩
-
ちなみに,個々人や諸立場の連帯を目指しつつ,その差異を等閑視しないというのは,クィア・スタディーズの信条でもあるはず.↩
「ネタバレの美学」ワークショップの感想
「ネタバレの美学」ワークショップの感想
2018年11月23日(金祝)に,公開ワークショップ「ネタバレの美学」で話題提供した.発表スライドはresearchmap上ですでに公開しており,年度明けぐらいの時期で論文化の予定もあるが,ここでは,次の問いに答えを与えたい:この発表はどうやってできたのか?
話は2010年にさかのぼる.時系列を追って見ていこう.
雑誌「フィルカル」に寄稿しました
9月末に発売になった「フィルカル」という雑誌の最新号に,「文化的盗用」と呼ばれる現象(「文化的盗用」と呼ばれる現象をめぐる争い)について,哲学者はどんなことを考えているのか,紹介した論考を寄稿しました.雑誌とのご縁じたいは,友人の紹介によるものです.
この雑誌は,若手の哲学者が,(ポップ)カルチャーと最近の哲学研究とを関連づけて論じたいろんな文章を毎号掲載してます.この手の批評誌はネット・同人界隈でも最近また元気がいいんですが,こちらはなんと哲学者の査読が入るようになっていて,その点で学術的な質が上がっています! ほかの号もおすすめです.
ふだん「文化的盗用」の話をひとにしたことないはずなので,なんで急に? と思われるかもしれませんが,私のもくろみではこの議論は,私がずっと気にしている“フェミニズムの哲学”にアプローチする上で重要です.今回の1万5000字ていどの短い報告は,その途中経過と言えるものになっています.
イントロの「既存の学に基づいて話をしてくれェ……ウウウ……」という恨みのこもった箇所以外はほぼ書評的になっており,書評対象( Cultural Appropriation and the Arts (New Directions in Aesthetics) )が少し前(2008年)の本なのですでに出ている批判がいくつかありまして,それらを書評しながらいっしょに記載しようとした結果,論運びが歪んでいるところもあるようです.これは,紹介者としての私の反省点です.
フィルカル Vol. 3, No. 2 ―分析哲学と文化をつなぐ―
- 作者: 野上志学,渡辺一暁,長門裕介,高橋志行,吉川孝,谷川嘉浩,竹内未生,中井杏奈,青田麻未,しゅんぎくオカピ,八重樫徹,飯塚純
- 出版社/メーカー: 株式会社ミュー
- 発売日: 2018/09/30
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ぜんたいの目次など詳細はこちらでも紹介があります.
『フィルカル』Vol.3 No.2に掲載いただきました - 仄聞社ジャーナル
■
第24回文学フリマにて,以下の25冊をお分けいただきました.しめて¥11,430.
- A-10 京都ジャンクション 京都ジャンクション第10作品集 起点 ¥300
- A-16 「三人称・多元・伝聞・偽書」政策委員会 三人称・多元・伝聞・偽書 ¥200
- B-24 プラトンとプランクトン プラトンとプランクトン vol. 4 ¥500
- B-28 小鳥籠 全ての死は死 ¥300
- C-33 薄禍企画 ゆびさき怪談(黄) ¥200
- D-01 はるこん実行委員会 彼の歌の示す処 ¥1000
- D-08 宙下一品 Planet Biology ¥500
- D-15 グローバルエリート SFアンソロジー WORK ピクニック計画へようこそ ¥1200
- D-22 高島雄哉+meta-a 禁忌肢 ¥300
- D-22 高島雄哉+meta-a 宇宙論的初恋 ¥400
- E-35 トレカント 三者三様 ¥600
- F-23 伊藤紺 ery 大江戸線ベストドレッサーズ ¥600
- イ-08 重箱のカド 怪物の重 ¥1000
- イ-70 天狗の会 文芸部門分科会 三幕構成の研究 ¥500
- ウ-23 推理小説反省会 反省会 vol. 3 ¥700
- ウ-33 手打ちそば四畳庵 人類の滅んだ世界の片隅で、犯人を指摘するメイドロボ ¥100
- ウ-41 埼玉大学推理小説研究会 MysPhilia Vol. 18 日常の謎 ¥200
- エ-27 箱庭製作所 掌編小説集 不眠の森 ¥300
- オ-41 東京大学文学部哲学専修課程doxa編集会 東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程 2016年度卒業論文合同誌 ドクサ ¥600
- オ-48 社会批評青年文化ゼミ有志 文化と表現 vol. 19 ¥100
- オ-60 SIN Press メアリーシェリー ¥500
- カ-36 Merca(アニメルカ) RhetoricaJournal vol.2 特集 Fantasy is Reality ¥100
- カ-58 風狂奇談倶楽部 風狂通信 vol. 4 ¥700
- キ-07 サメンバー 咀嚼!SWIMMING サメねえちゃん 6.2 ¥30
- キ-19 喫茶モンスター 別冊 Cafe Monster vol. 09 雨の日の喫茶。 ¥500
お分けいただいたすべての本について,感想を書いていこうと思います.
借りたこれがテニスラケットだとして
昨年借りた本のリスト.
哲学
- 心という難問 空間・身体・意味 は,ある対象の存在論的言明と、その対象を知覚するという言明とが、かなりごっちゃになっているような気がするのだが(隣の部屋にアイロンがあることを,推論によらず知覚できるのか?)、認知的侵入を極端な形に拡張して、素朴実在論を錯覚論法から守るという筋なのかな
- 作者: 金杉武司
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2007/08/24
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- 作者: ジェローム・B.シュナイウィンド,田中秀夫,逸見修二
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2011/11/25
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- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/27
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- 作者: ファビエンヌブルジェール,原山哲,山下りえ子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2014/01/22
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人文・思想
- 本を書く は訳がちょっと怪しい(たとえば,moralをなんでも道徳と訳すのはまずくて,教訓とか精神とかのように,倫理学者からすると相当ふわっとした意味で使うこともけっこうある)し,肝心の小説作りの心構えの面についての記述は,訳者解説が要領よくまとめてしまっているので読んでいてあまりおもしろくなかったが,後半のスタント・パイロットの話はかなりおもしろかった.
- フェミニズムとリベラリズム (フェミニズムの主張) は,選択の自由としての自律性に重い価値をおく古典的な立場が,その限界のためにフェミニズムと対立してしまう事情について,見通しが得られる.ただ,「リベラリズムは…と主張する」みたいな言い回しは検証が難しいので(比喩だからね)注意しないとだな.
- プラスチック・ビューティー―美容整形の文化史 はアメリカの美容整形のはじまりをまとめているんだけど, 人はなぜ美容整形をするのか / 谷本奈穂 / 文化社会学 | SYNODOS -シノドス- でもちょっと触れられているとおりで,第1次世界大戦で(塹壕戦で顔を出すので)傷ついた兵士に対して行われた複顔術がもと,という単純な歴史ではないみたい.これはそもそも,美容整形を,いかがわしい流行ではなく医療の伝統に根ざしたもの,と認知してほしがった医師たちのがわの一面的な捉えかたであって,ほかにも梅毒(鼻が低くなる)への対応とか,第1回ミスコンとの時代的共鳴や,いかがわしいもうけ主義の「にせ医師」を排除しようとしてできた2つの学会とかいったドラマがあった.ギャングや犯罪と結びつけて語られたり(顔を変えるってやつ),医療訴訟されたりなどといった負の側面もありながら,公開手術などのもうけ主義的なPRを経て,大恐慌下では就職に有利として,当時はやった心理学における「第一印象」とか「劣等感」とかいったタームを背景に,容姿の重要性が叫ばれた.そうやって単なる再建手術ではない美容手術がアメリカの社会や宗教に受け入れられていくさまが描かれていて,読んでいて飽きない.
- ガール・ジン 「フェミニズムする」少女たちの参加型メディア は米国の手売り(郵送)ミニコミ雑誌を収集した研究でものすごくおもしろいし研究手法としても勉強になる.
- 少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか は女性の「ホモソーシャル共同体」を注抜きで登場させるので面食らうが,これは“女性だけの共同体”というだけではやはりだめでホモソーシャリティを備えていることが重要なんだよね.つまり,魔法少女チームというのは,なかよい連中がたまたま全員女性であるのではなく,女性として共同体を作ってるものなのだ,というのが論旨なので.そのために用いられるのが,(男性共同体ならホモフォビアや強制異性愛などであるところ)マザーリングやケアなどフェミニニティへの「適度」な肯定や「戦略的」な利用であり,また,多様な構成員を共同体に加えるための統一感ある制服の導入だ,という読みは説得力あるし実証もおもしろい.
- 狂気の科学―真面目な科学者たちの奇態な実験 p. 136によると,ポップコーン販促のサブリミナル“実験”を行ったと主張したジェームズ・ヴィカリさんは消息不明ということになっていて,それって不思議ミステリー⤴なんだが,調べると1977年没という情報も出てくる.
- Sound Design 映画を響かせる「音」のつくり方 は,脇役ではない音響の奥深さが伝わる本! リヴァーブを変えれば空間の広さを自在に錯覚させられる.大音量を使わずとも,高低のゲシュタルトだけで,狙った音に注意をひける.ただ,やや記述が散漫なので,早見表みたいに使うのは難しそう.
- 作者: ルイスダートネル,Lewis Dartnell,東郷えりか
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/06/16
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コンピュータは数学者になれるのか? -数学基礎論から証明とプログラムの理論へ-
- 作者: 照井一成
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2015/02/24
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コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)
- 作者: 旦部幸博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
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- 作者: デイヴィッド・J.リンデン,David J. Linden,岩坂彰
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/21
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- 作者: 小林桜児
- 出版社/メーカー: 日本評論社
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- 作者: レト・U.シュナイダー,Reto U. Schneider,石浦章一,宮下悦子
- 出版社/メーカー: 東京化学同人
- 発売日: 2015/05/14
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- 作者: デイヴィッド・ゾンネンシャイン,シカ・マッケンジー
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2015/06/27
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- 作者: ガイドイッチャー,Guy Deutscher,椋田直子
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2012/11/20
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- 作者: デイヴィッド・デステノ,寺町朋子
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2015/11/17
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- 作者: 関口義人
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2005/09
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- 作者: 金子マーティン
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- 作者: 江原由美子
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2001/10
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- 作者: エリザベスハイケン,Elizabeth Haiken,野中邦子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/05/01
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- 作者: アリスン・ピープマイヤー,野中モモ
- 出版社/メーカー: 太田出版
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クラリッサの凌辱―エクリチュール、セクシュアリティー、階級闘争
- 作者: テリーイーグルトン,Terry Eagleton,大橋洋一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/11/17
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- 作者: 須川亜紀子
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
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- 作者: 椎野若菜,馬場淳,谷口陽子,新ヶ江章友,國弘暁子,小池郁子,田所聖志,八木祐子,田中雅一,岡田浩樹,村上薫,妙木忍,植村清加,花渕馨也
- 出版社/メーカー: 人文書院
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- 作者: アニー・ディラード,柳沢由実子
- 出版社/メーカー: パピルス
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- 作者: ましこ・ひでのり
- 出版社/メーカー: 三元社
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- 作者: ライプニッツ,Gottfried Wilhelm Leibniz,清水富雄,飯塚勝久,竹田篤司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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洋服を着る近代: 帝国の思惑と民族の選択 (サピエンティア)
- 作者: ロバートロス,Robert J. Ross,平田雅博
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
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- 作者: トニーゴドフリー,Tony Godfrey,木幡和枝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- 作者: 廣瀬純
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芸術SF・芸術ミステリー
- アックスマンのジャズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) は,捜査役(マフィアの手先,刑事,功を焦る探偵社の新人)に応じて真相(実行犯の動機,計画者がそいつを実行犯として選んだ理由,計画者のそもそもの目的)を提示する作りがみごと.米南部が舞台のミステリーって終盤に嵐や洪水が多すぎない? 不満としてですねー,連続殺人犯が予告状送ってきて「ワシ,悪魔!今晩はジャズを演奏してない家庭をまわって人間ぶっころしちゃうもんね!」ってんで町中がジャズの渦に,っていうツカミなんだから,なぜジャズか? ってとこ,もっと芸術ミステリーにしてほしいよね(深水, 世界で一つだけの殺し方 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル) 2013 みたいになってもアレだが……こういうのでフェアプレーは難しい).
- ザ・ベスト・オブ・バラード (ちくま文庫) 所収の"音を取りのける男"(1962)は,音楽を圧縮して超音波にしても感情を喚起する効果は保存されるのがわかったせいで,すべての音楽が超音波化され,肉声を使うオペラ歌手が時代遅れになった未来の話なのだが,我々がその時代に置かれたらやはり肉声や可聴域音波のほうを好むかもしれない.最近だと J・G・バラード短編全集1 (時の声) にも”音響清掃”の題で悠宇録されています.
- 作者: レイ・セレスティン,北野寿美枝
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世界で一つだけの殺し方 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)
- 作者: 深水黎一郎
- 出版社/メーカー: 南雲堂
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- 作者: J.G.バラード,星新蔵
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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SF
- 宇宙探偵マグナス・リドルフ (ジャック・ヴァンス・トレジャリー) に収録の“海への贈り物”(1955)もそうだが,ファーストコンタクトものは,コンタクトの手段確保に注目した言語SFの側面がある.これは言語の理論が登場したために,外挿法でSF化可能になった,という歴史的背景も関係ありそう(普遍文法は1957)だけど.
- エンベディング (未来の文学) は,(乱暴に言えば)「の」が多い言語構造を,むりやり子どもに教えこんでいる言語学者が出てくるファーストコンタクトもの.最近読んだのだと,話しかけてくるブラックホールとのファーストコンタクトものもあった(ヴァーリイ 1977)
- 都市 (ハヤカワ文庫 SF 205) 所収のシマック,“密集地”に火星人の哲学者が出てきて,地球の哲学とちがい順を追って発展してるというので,地球人に賞賛される.異なる哲学や生きかたがある,ってのをSFはよく(牧歌的に)扱うが,大陸系のように太陽系系哲学ってのはあるだろうか
- ロックイン-統合捜査- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) は,やさぐれた頭に染みるSF刑事もの.大きな変化があった社会が(法案のせいで)さらに変わりゆく時期を描くと,状況の導入がスムーズでいいな.このあと*アンドロイドの夢の羊*(2013)も入手ずみなのでお楽しみに私!
- ガンメタル・ゴースト (創元SF文庫) は,RPGっぽいって感想を見たがほんとだなあ,主役と脇役との分離がはっきりしてる.「ヴィクトリア」の探索行はカッリージ,*ローマに消えた女たち*(2011.2014,清水・訳)をちょっと思い出すがこっちのがポップ.
- ストーカー (ハヤカワ文庫 SF 504) は,へんてこな小説だ.ふつうなら最初に風呂敷を展開してあとで畳むから,まず「ゾーン」内の品々の紹介が先に来る構成になるだろうと思うのだが.それらの登場は終章まで待たされ,最初から出てくるのは「適量」「空罐」などせいぜい数種.
母になる、石の礫【つぶて】で (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
- 作者: 倉田タカシ
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- 作者: 宮内悠介
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- 作者: 小野寺整,シライシユウコ
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 樺山三英
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: イアン・ワトスン,山形浩生
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宇宙探偵マグナス・リドルフ (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)
- 作者: ジャックヴァンス,Jack Vance,浅倉久志,酒井昭伸
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- 作者: クリフォード D.シマック,林克己
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: スタニスワフ・レム,沼野充義,関口時正,久山宏一,芝田文乃
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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- 作者: ジョンスコルジー,内田昌之
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- 作者: ガレス・L・パウエル,鷲尾直広,三角和代
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: 若島正,ヴァーナー・ヴィンジ
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: アルカジイストルガツキー,ボリスストルガツキー,深見弾
- 出版社/メーカー: 早川書房
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ミステリー
- 怪奇探偵リジー&クリスタル は1938年のLAが舞台のB級オカルトミステリー短編集.4話めの"軽はずみな旅行者"の一節が泣かせる,私こういうのに弱いね……つまり,大人の目から見たら(その大人には届かない)輝かしい未来に手が届こうとしているのに,それに気づいていない子どもを,大人が励ますってやつ(この励ましは呪いにもなるんだけどね!).
- 心臓と左手―座間味くんの推理 (光文社文庫) はそれぞれ3万字弱の短編集で観点も統一されており(表の様相に対する真相,あるいはそのさらに裏)とても読みやすい.こうすっきりとはなかなか描けないもんだと思う.
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: アガサクリスティー,内田庶
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- 発売日: 1995/11/01
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- 作者: E.S.ガードナー,福島正実
- 出版社/メーカー: 国土社
- 発売日: 1995/11
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- 作者: 山本弘
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その他小説
- あなたに贈る×(キス)[新装版] はキスされると死ぬ! という設定だが最近まで知らなくて,恐々としながら読んだ,賭けに出たやつが1人もいなかったことになるのが不満.
- 大いなる不満 (新潮クレスト・ブックス) は解説で,「物語は次第に、その主観と外界とのずれや亀裂を発見することになる.それに気づきつつも,語り手はおのれの主観世界をさらに突き詰め…」という「自滅型一人称」が提唱されてるが,このパターンで面白く書くのは才能だよね!
- エペペ はめちゃくちゃおもしろい.焦点人物の言語学者「ブダイ」が,国際学会への便をうっかり乗り違えて一切の意思疎通がきかない異国に迷いこむまで,わずかに1ページ半しかかからない.そのあとはずっとこの混雑した国での右往左往を楽しめるってワケよ.
- 作者: アントニイ・バージェス・他,ジョン・ウインダム,ジェラルド・カーシュ,若島正
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/03/31
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- 作者: ジャックフィニイ,Jack Finney,福島正実
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- 作者: ゼイディー・スミス,堀江里美
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: ジャック・リッチー,好野 理恵
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: 朝松健
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 日野草
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- 作者: グスタボファベロン=パトリアウ,Gustavo Faver´on Patriau,高野雅司
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- 作者: 近藤史恵
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- 作者: レーナクルーン,末延弘子
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- 作者: セスフリード,Seth Fried,藤井光
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- 作者: 東雅夫
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- 作者: リディア・デイヴィス,岸本佐知子
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- 作者: マヌエル・ゴンザレス,藤井光
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- 作者: ロベルトボラーニョ,Roberto Bola´no,斎藤文子
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- 作者: クレアキーガン,Claire Keegan,岩本正恵
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- 作者: カリンティ・フェレンツ,池田雅之
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- 作者: ダン・シモンズ,嶋田洋一
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- 作者: 著者:フワン・ラモン・サラゴサ訳者:喜多延鷹
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その他
- ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲 は取材のために読んだが,薬品開発の仕事で嗅覚をやられてしまった男が,その無嗅覚を逆手にとって,だれもが苦しむゴミ埋め立て地でのバードウォッチングを平然とこなすくだりなど,ヤンジャン連載いけそう.バードならぬ怪獣ウォッチングに命がけで挑むというのは,大倉崇裕,"怪獣チェイサー"(in: 怪獣文藝の逆襲 (幽BOOKS) ,2015)にもあるテーマ.未知へのオブセッションというテーマで少しずらすと,ストルガツキー兄弟の ストーカー (ハヤカワ文庫 SF 504) (1980.1983,深見・訳)になる
- 作者: 筒井美希
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- 作者: 堀江あき子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲
- 作者: マークオブマシック,Mark Obmascik,朝倉和子
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- 発売日: 2004/05/25
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- 作者: カール・イグレシアス,島内哲朗
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
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- 作者: テリル・ウィットラッチ,大久保ゆう
- 出版社/メーカー: マール社
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フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た
- 作者: コナー・ウッドマン,松本裕
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- 作者: 石脇智広
- 出版社/メーカー: 柴田書店
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1年の計は元旦にあり(会計)
昨年買った本のリスト.
哲学
- 問いかける法哲学 問い×法哲学(リバあり 2, 8, 13章)(何でも許せる人向け).10章(吉良,pp. 168-183)の年金をテーマにした議論は,同世代のひとどうしの平等や世代間の平等ではなくて,人生どうしの平等という議論になっていてかなりおもしろい.
Vulnerability: New Essays in Ethics and Feminist Philosophy (Studies in Feminist Philosophy)
- 作者: Catriona Mackenzie,Wendy Rogers,Susan Dodds
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- 作者: T. M. Scanlon
- 出版社/メーカー: Belknap Press: An Imprint of Harvard University Press
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- 作者: Thomas Nys,Yvonne Denier,Toon Vandevelde
- 出版社/メーカー: Peeters Pub & Booksellers
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Aesthetics As Philosophy of Perception
- 作者: Bence Nanay
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
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Values of Art: Pictures, Poetry, and Music (Penguin philosophy)
- 作者: Malcolm Budd
- 出版社/メーカー: Penguin Books
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Identity, Personal Identity, and the Self
- 作者: John Perry
- 出版社/メーカー: Hackett Pub Co Inc
- 発売日: 2002/06
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- 作者: ジョナサングラバー,Jonathan Glover
- 出版社/メーカー: 産業図書
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- 作者: 瀧川裕英
- 出版社/メーカー: 法律文化社
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- 作者: デイヴィッド・ルイス,出口康夫,佐金武,小山虎,海田大輔,山口尚
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
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心を名づけること〈上〉―心理学の社会的構成 (シリーズ認知と文化)
- 作者: カートダンジガー,河野哲也,Kurt Danziger
- 出版社/メーカー: 勁草書房
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- 作者: イェスパー・ユール,松永伸司
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- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: NHK出版
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- 作者: シドニーシューメーカー,菅豊彦,浜渦辰二
- 出版社/メーカー: 勁草書房
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思想
- practica〈2〉アート×セラピー潮流 (プラクティカ (2)) ,いままで資格関連の本しか見ていなかったがこの本は事例が豊富で実際がよくわかった.美学的な議論もちょっとあります.アートセラピーの概説書をしばらく探しているので,よい文献ご存じでしたらぜひ教えてね.
practica〈2〉アート×セラピー潮流 (プラクティカ (2))
- 作者: 関則雄,井上リサ,三脇康生,フィルムアート社編集部
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2002/11/01
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- 作者: 菱田正和,西浩子,依田健
- 出版社/メーカー: 青土社
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- 作者: アンドリュー・ブルーム,金子浩
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 小森収
- 出版社/メーカー: 論創社
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- 作者: 徳岡正肇
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/07/29
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コミュニケーション――自由な情報空間とは何か (自由への問い 第4巻)
- 作者: 北田暁大
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/02/25
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- 作者: 前田泰樹,水川喜文,岡田光弘
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2007/08/03
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- 作者: 平山雄一
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- 作者: 苦楽堂
- 出版社/メーカー: 苦楽堂
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- 作者: ピーター・ウィンチ,森川規雄
- 出版社/メーカー: 新曜社
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芸術SF・芸術ミステリー
- ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF) 「ドーモ、インスタントリメモラブル=サン。私はヘミングウェイだ」「アイエエ!サクシャナンデ!?」贋作づくりから始まる多世界SF,これは制作行為による作品の同一性を扱ったまったき分析美学SFなのでは? 書評は書評 “ヘミングウェイごっこ”——毎日がエヴリデイが参考になった.
- 80年代SF傑作選〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 所収のシェパード,“竜のグリオールに絵を描いた男”(1984.1992,内田・訳,怪獣SFにして芸術SFだった……田中,"怪獣ルクスビグラの足型を取った男"(2015.in: 多々良島ふたたび: ウルトラ怪獣アンソロジー (TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE) )で知って読んだ.巨大な竜の体表に有毒絵画を仕立てて毒殺を図る男の生涯.
- 作者: 鳥飼否宇
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- 作者: ジョーホールドマン,Joe Haldeman,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 宮内悠介
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: 津原泰水
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: ブラッドフォード・モロー,谷泰子
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- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: 小川隆,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
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SF
- レズニック,暗殺者の惑星 (新潮文庫)(1982.1985,小川・訳),悪徳きわめる惑星に亡命した虐殺者を暗殺するため送りこまれた凄腕を阻むのは,奇怪な文化習慣!ナイフを返すときは柄のほうを渡しちゃダメ!?さらに潜伏のための殺人をかぎつけた敏腕刑事部長まで!頼みの綱はおばあちゃんテレパス!
- ラクトバチルス・メデューサ (ハルキ文庫) は,乳酸菌の突然変異によって食べた人間がどんどん石化していくという話.石化ということでこういうネタがあるのは知らなかった.元素置換みたいな錬金術めいた話よりは真実みがあっていいな.これは文学フリマのハヤカワSF本で教えてもらったやつ.
- 作者: マイク・レズニック,小川隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/04
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- 作者: ジョン・スコルジー,内田昌之
- 出版社/メーカー: 早川書房
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神々の歩法 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作
- 作者: 宮澤伊織
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 堀晃
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/10
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吉田同名 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作
- 作者: 石川宗生
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- 作者: 柴田勝家
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 渡辺浩弐
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- 作者: ニコラグリフィス,Nicola Griffith,幹遙子
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: アーサー・C・クラーク,ロバート・シェクリイ,ジョージ・R・R・マーティン,ラリイ・ニーヴン,ブルース・スターリング,ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,イアン・マクドナルド,グレッグ・イーガン,アーシュラ・K・ル・グィン,コニー・ウィリス,パオロ・バチガルピ,テッド・チャン,山岸真,小隅黎,中村融,酒井昭伸,小川隆,伊藤典夫,古沢嘉通,小尾芙佐,大森望,中原尚哉
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 北國浩二
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- 作者: 武森斎市,門坂流
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- 作者: 円城塔
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- 作者: 草野原々
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: ベン・レーダー,東野さやか
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 福島(ed.), 人間を超えるもの 海外SF傑作選(2007).
ミステリー
- 鳥飼否宇,"赤い露光 でなければ、ソルジャー・ウォーク"(2008.in: 爆発的―七つの箱の死 (双葉文庫) )では,美術館での連続殺人の一環として屋形船での殺人が出てきます.真相は他愛もないものですが.
- 月の扉 (光文社文庫) はハイジャックミステリーということでネタが被っていないか確認に読んだ。この手の特殊状況は,「なぜわざわざいま殺る?」「いつのまに殺ってのけた?」「凶器をどう持ちこんだ?」をおざなりにせずちゃんと扱うとおもしろくなるね!ラストの1行は応用したくなる.
- グラン, 探偵は孤高の道を (創元推理文庫) (2013.高山・訳,2016),このシリーズ( 探偵は壊れた街で (創元推理文庫) )を読むにつけ思うのだけど,探偵または作者の重要な才能の1つは,事件にふさわしい名前をつけることだと思う.人生において例外的にたくさんの事件を扱うのが探偵だ.だからちゃんと名付けてケースにしまわなきゃいけない
- 淑やかな女性監察医が夜ごと狩人と化しロンドンを徘徊するゴシックパンクを求めてさまよう猟奇家の皆さん,カー, 二重人格探偵エリザ 嗤う双面神(双面神:ヤヌス) (ハーパーBOOKS) (2015.2016,川野・訳)こそあなたの求めていたものなので早く読んでください.
- 王立協会の統制のもと歪んだ科学理解に支配されたヴィクトリア朝ロンドン.このごろ押し出し中の監察医エリザは猟奇犯罪の捜査にあたる.だがこの淑女の呪われた名字はジキル,彼女こそは副人格の凶暴蓮っ葉女リジー・ハイドを内に秘めた,あのジキル博士の娘なのである.
- 人体各部を切断する事件現場に残された,大電流の痕跡が意味するものとは?いけすかない気取り屋の捜査官に顔を赤らめたりイヤミを言ったりしながら,精神病院で以前捕らえたあの殺人鬼トッドにヒントをもらったり顔を赤らめたりするエリザ!だが気をつけろ,錬金薬を定期服用せねば副人格が暴れ出すぞ.
- 案の定暴れ出す副人格リジー!盛り場はあたしに任しとけ!髪の色も変わるぞ!酒場を根城にする妖精にヒントをもらったり顔を赤らめたりしながら夜の?捜査だ!エッ被害者に付着した狼の体毛!?犯人はもしや狼男では!?毎朝待ち合わせに遅刻しつつも異端視迫害を運よくかわしながら捜査するエリザ!
- ついに出現するワイルドな狼男にリジーの体温は急上昇!だがロンドンにはさらなる脅威が.父の死後に出現した影の後援者の正体は!?すべての科学は私が仕切るとばかり,百年前に死んだはずのニュートンも登場!エリザの顔も真っ赤!引き寄せまっか〜!そして迫る落雷は“あの研究”まで予告していた!
- 右往左往してるうちに事件が転がってくだけの筋だが,おかげで600ページ近い文庫でも設定の楽しさが持続してさらっと読める.ニュートン登場はタメがほしいし,2段落連続で顔を赤らめるのはどうかと思うが(従者ロボ「ヒポ」の頭のランプ並みの点滅だなおい!)みんなのダイスキが詰まってるよ!
- (ところで日本版副題の「嗤う双面神」ってなんのことだろう.たしかにこの話には「双面」な運命,神のいたずらに必死で抗うひとが多数登場する.二重人格しかり,狼男しかり.そう,この話は重人vs. 獣人の戦いでもあるのだ)
- The Devious Dr. Jekyll: An Electric Empire Novel (Electric Empire Novels) はその続編.
- 作者: アーロンエルキンズ,Aaron Elkins,青木久恵
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 鳥飼否宇
- 出版社/メーカー: 双葉社
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- 作者: 石持浅海
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- 作者: 十文字青,晩杯あきら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
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- 作者: 内藤了
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
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- 作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,山本俊子,田村義進,佐々田雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/05/01
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- 作者: サラ・グラン,?山祥子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: S.グラン,田辺千幸
- 出版社/メーカー: 小学館
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- 作者: サラグラン,Sara Gran,田辺千幸
- 出版社/メーカー: 小学館
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二重人格探偵エリザ 嗤う双面神(双面神:ヤヌス) (ハーパーBOOKS)
- 作者: ヴィオラカー,川野靖子
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
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The Devious Dr. Jekyll: An Electric Empire Novel (Electric Empire Novels)
- 作者: Viola Carr
- 出版社/メーカー: Harper Voyager
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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 山本巧次
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- 作者: 上遠野浩平,国道12号
- 出版社/メーカー: 講談社
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女子高生探偵シャーロット・ホームズの冒険 上 (竹書房文庫)
- 作者: ブリタニー・カヴァッラーロ,鳴見なる,入間眞
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- 作者: ポーラ・ホーキンズ,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 講談社
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質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿 (シャーロック・ホームズの姉妹たち)
- 作者: ファーガス・ヒューム,平山雄一
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- 作者: 泡坂妻夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1994/08/12
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小説
- 爆裂天使〈2〉ガールポップ・インフェルノ (電撃文庫) は,ガマンできなくてつい読んでしまった,前巻( 爆裂天使―ボーイ・ミーツ・エンジェル (電撃文庫) )よりずっと面白かった!やってることは一本調子なんだけど.
- シガレット・ヴァルキリー (徳間デュアル文庫) は,前巻の ペロー・ザ・キャット全仕事 よりも“家族”をきらうって軸がはっきりしていてよかった.前巻は,微妙にスカしきれない語り手には好感を持ったけど,この設定ならもっとガッと来てよね!
- オリエント急行戦線異状なし は,いつも信頼できるキッチンに入るなの紹介を見て読んだ.
- 作者: 一穂ミチ,青石ももこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
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- 作者: 志茂文彦,白亜右月,中善寺竜治,GONZO
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/08
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- 作者: 志茂文彦,白亜右月,山都エンジ,GONZO
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/03
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- 作者: 吉川良太郎,笹井一個
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2002/02
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- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/06/25
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- 作者: 吉上亮
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: バリー・ユアグロー,柴田元幸
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
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- 作者: 瑠璃歩月,玄鉄絢
- 出版社/メーカー: 一迅社
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ハーン・ザ・ラストハンター: アメリカン・オタク小説集 (単行本)
- 作者: ブラッドレー・ボンド,杉ライカ,本兌有
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース 【下】 (キョート殺伐都市 # 8)
- 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,本兌有,杉ライカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/01/24
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- 作者: マグナスミルズ,Magnus Mills,風間賢二
- 出版社/メーカー: DHC
- 発売日: 2003/05
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- 作者: コーリイ・フォード,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 樹生かなめ,奈良千春
- 出版社/メーカー: 講談社
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マンガ
- 銃座のウルナ 1 (ビームコミックス) は女性兵士SF.軍隊って国家のものなので人物に民族的ヴァリエーションが少なくなるもんですが,そのせいか人物の描き分けがよくわからん.でもいきなり僻地に送られた新米の視点はこんなもんか.
- ひばりの朝 1 (Feelコミックス) で,「富子」は「値段」がつくかどうかにこだわるのだが,これが「見返り」を前提とした人間関係観から来てるってのはp. 118にあるとおり.でも人間関係の有害さって,そういう全順序がつく非人間的性質から来るばかりじゃないんだよね.
- アルテ 1 (ゼノンコミックス) も芸術マンガだ.
- 大石まさる作品には キラリティ (コミック(YKコミックス)) や ライプニッツ (ヤングキングコミックス) で出会ったけど,爽快で細かく知的,たのしい宇宙SFでした.これをそれぞれ1巻完結でやるのはとんでもない力量だよ.
- スズログ 01 (電撃コミックス) はまったく知らなかったSFだが,汚染された地表へ衛星軌道からデータサルベージを行うという設定でぐっときて一気に読んだ.
- 近代麻雀 2016年 12/1 号 [雑誌] は, 近代麻雀漫画生活 の紹介を見て読んだ.
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/10
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- 作者: 伊図透
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- 作者: 田亀源五郎
- 出版社/メーカー: 双葉社
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- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2012/08/08
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- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/07/08
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- 作者: 大森一樹,坂井孝行
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- 作者: 野田彩子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/09/11
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- 作者: アキヤマ香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/11
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カペリートのまほう―すきすき!カペリート〈1〉 (講談社こどもクラブ)
- 作者: ロドルフォパストール,Rodolfo Pastor
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 大久保圭
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- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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- 作者: 大石まさる
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- 作者: 鈴木健也
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- 作者: F4U
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- 作者: 志水アキ,京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 吉富昭仁
- 出版社/メーカー: メディアワークス
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- 作者: 松本真,ネツマイカ
- 出版社/メーカー: ジャイブ
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- 作者: 日坂水柯
- 出版社/メーカー: 白泉社
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- 作者: FLIPFLOPs
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- 作者: 香吹茂之
- 出版社/メーカー: ティーアイネット
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- 作者: 渡辺ペコ
- 出版社/メーカー: 太田出版
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- 出版社/メーカー: 竹書房
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- 作者: からあげたろう
- 出版社/メーカー: 新潮社
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万引きGメン たつとら!!(1) (ヤンマガKCスペシャル)
- 作者: 葉月京
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- 作者: サムソン高橋,熊田プウ助
- 出版社/メーカー: ぶんか社
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その他
- 月刊住職 2016年9月号 は,各宗派のコメントをとった有り難い記事.自然が多く危険なので奥ノ院での使用を禁じた高野山など,判断の個別事情が興味深い.
- 作者: カール・シファキス,鶴田文
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1996/03
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NHKラジオ まいにちスペイン語 2016年4月号 [雑誌] (NHKテキスト)
- 出版社/メーカー: NHK出版
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スペイン語エッセイ Me lo dijo un pajarito Desde un pueblo de Asturias
- 作者: Pilar Lago,松井健吾
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/01/14
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「結婚」を手放したらかえってラクになりました (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: カタノトモコ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/05/22
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- 作者: 沼田やすひろ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/22
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きのうのH。 私の場合―GIRL'S SEX Document
- 作者: 主婦の友社
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
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andGIRL(アンドガール) 2016年 05 月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: エムオン・エンタテインメント
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古寺をゆく 2 高野山 (小学館101ビジュアル新書 4 古寺をゆく 2)
- 作者: 「古寺をゆく」編集部
- 出版社/メーカー: 小学館
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- アーティスト: ドラマ,ジョウ(渡辺明乃),渡辺明乃,豊口めぐみ,高橋美佳子,田中理恵,上田祐司,清水しょうこ,西田マサラ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2004/08/21
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- 作者: 丸谷嘉長
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2006/06/16
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- 作者: 松長有慶
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- 作者: ジョンカサー,Jon Cassar,岡山徹,WORD'S WORTH
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/12
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- 作者: コミック百合姫編集部
- 出版社/メーカー: 一迅社
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- 作者: 垣野内成美,田中芳樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/26
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- 出版社/メーカー: 講談社
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- 出版社/メーカー: 東京カレンダー
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- 出版社/メーカー: 小学館
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メイクの基本―なりたい顔に今すぐなれる! (オレンジページムック)
- 出版社/メーカー: オレンジページ
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スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学 (光文社新書)
- 作者: 増井俊之
- 出版社/メーカー: 光文社
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- 作者: 赤杉康伸,土屋ゆき,筒井真樹子,二宮周平,佐藤文明
- 出版社/メーカー: 社会批評社
- 発売日: 2004/07
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NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2012年 09月号 [雑誌]
- 作者: ナショナルジオグラフィック
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2012/08/30
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- 出版社/メーカー: 興山舎
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- 作者: 光藤京子
- 出版社/メーカー: 秀和システム
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- 作者: 飯塚めり
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購入全誌感想
第23回文学フリマにて,以下の32冊をお分けいただきました.しめて¥13,920.
- B32 マゾヒスティック・リリィ・ワークス ダメ女子的恋愛論 ¥300
- B46 ドライロースト製法カシューナッツ 文豪フリマ ¥0
- B57 薄禍企画 ゆびさき怪談(青) ¥100
- C01 bnkr bnkrR(ボンクララ)vol.12 ¥1000
- C16 Fifth Dimension UNDER MY SKIN ¥500
- C49 10L 10L(VOL.4) ¥500
- C58 LG LG(2016. Nov vol. 22) ¥1000
- C62 カモガワSFシリーズ Kコレクション 新・旧ハヤカワSFコンテスト総解説 ¥300
- C62 カモガワSFシリーズ Kコレクション 日本SF新人賞・小松左京賞・奇想天外新人賞総解説 ¥300
- C62 カモガワSFシリーズ Kコレクション 殺戮×奇想 ¥300
- ア25 ラヴクラフト振興会 『やさしい英語で読む クトゥルフの呼び声』 ¥300
- イ39 開式堂 人体ホラー ¥600
- イ39 開式堂 三國不動産 異界帳簿録 ¥300
- イ71 結婚適齢期 A la carte vols.4 ¥300
- ウ09 スペクターズ! ケン・リュウ合同誌 百棄夜形 ¥500
- ウ10 これから猫を飼う人に伝えたい10のこと ブレスト短歌 ¥500
- ウ35 RTs IN&ON ¥600
- ウ52 bit_310 さよならうどん博士 ¥600
- ウ52 bit_310 はばたき機 ¥200
- エ33 サンカクカンケイ サンカクカンケイ vol.3 「怪獣」 ¥600
- エ54 早稲女同盟 いばら道vol.3 特集:早稲女×仕事 ¥500
- エ62 懺書 ドラッグアンドドロップ ¥400
- オ02 moellie 微レ存 issue_01 (25) ¥300
- オ37 喫茶モンスター ツリーガール ¥200
- オ37 喫茶モンスター 別冊カフェモンスター vol.08 ¥500
- オ41 クルミド出版 そういえばさぁ、Vol.002 ¥300
- オ45 クライテリア クライテリア ¥1000
- カ02 名古屋大学SF研究会 PIT vo. 14 ¥200
- カ02 名古屋大学SF研究会 PIT vo. 16 ¥200
- カ52 セクシードライバー セクシードライバー vol. 3 ¥500
- キ12 サメンバー 『咀嚼!SWIMMINGサメねえちゃん』6.1 ¥20
- キ14 Spファイル友の会 『UFO手帖』創刊号 ¥1000
お分けいただいたすべての本について,感想を書いていこうと思います.
図書収集家
最近借りた本のリスト.
哲学
- 作者: 安藤馨
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2007/05/30
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- 作者: ロビン・レ・ペドヴィン,植村恒一郎,島田協子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/06/27
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- 作者: ジョシュア・D.グリーン,竹田円
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/08/28
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- 作者: アラスデアマッキンタイア,Alasdair MacIntyre,篠崎栄
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1993/08/20
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- 作者: 品川哲彦
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2015/11/01
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- 作者: ローリーグルーエン,Lori Gruen,河島基弘
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2015/11/20
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- 作者: ジェレミー・ウォルドロン,谷澤正嗣,川岸令和
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2015/04/11
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- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/02/27
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美学
- 作者: シャンタル・ジャケ,岩?陽子
- 出版社/メーカー: 晃洋書房
- 発売日: 2015/08/30
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その他思想
- 竹内&西原(eds.),マンガ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ〈別巻〉 2)(2016),おもしろかった.
- ハマーメッシュ,
- 作者: カルロ・ギンズブルグ,上村忠男
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2003/10/25
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- 作者: 原ミナ汰編著,土肥いつき編著,.,
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 2016/01/27
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アメリカ黒人女性とフェミニズム―ベル・フックスの「私は女ではないの?」― (世界人権問題叢書73) (世界人権問題叢書 73)
- 作者: ベルフックス,大類久恵,柳沢圭子
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2010/10/22
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- 作者: ワレン・ファレル,久米泰介
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2014/04/17
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- 作者: ダニエル・S.ハマーメッシュ,Daniel S. Hamermesh,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/02/27
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- 作者: デヴィッドスタックラー,サンジェイバス,橘明美,臼井美子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2014/10/15
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マンガ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ〈別巻〉 2)
- 作者: 竹内オサム,西原麻里
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2016/02/25
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- 作者: 高野麻衣,雲田はるこ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2013/01/09
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- 作者: 溝口彰子,中村明日美子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/06/06
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概説フェミニズム思想史―明日にむかって学ぶ歴史 (シリーズ女・あすに生きる)
- 作者: 奥田暁子,支倉寿子,秋山洋子
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2003/03/01
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ノンフィクション
- コリンズ,宇宙旅行学―新産業へのパラダイム・シフト(2013)は,宇宙旅行・宇宙体験を産業にしたら景気回復するゾという大らかな本.VTOL発進できる宇宙港を「田舎の重要な施設」になど,SF作品のタイトルの一部を田舎にする件を地で行く(田舎ジョークは地方蔑視だと思うけど……)
- 村上,et al.,基準値のからくり (ブルーバックス)(2014)おもしろかった,基準値にかぎらず統計的な値って四捨五入などの手を使うのだが,10の倍数だと人間が理解しやすいってだけで,算定方法としてはむちゃくちゃだよな.ミステリーの観点からは,米国大統領の暗殺リスクはスタントの死亡リスクより高い(それでも100人中2人,嵐の山荘よりずっと低い)という英国学士院の評価がおもしろい.美学的には,危険物施設からの保安距離は人間用施設(30m)より重要文化財(50m)のほうが大など.
- ジンバルドー,ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき(2007.2015,鬼澤&中山・訳),ふつうのひとも悪行をなしちゃうけど英雄的行為もすることあるよってんで英雄の例が並んでいますぞ! タケルどの〜! 武勇だけでなく不屈を示した「社会的英雄」として科学者や官僚機構のなかのひとをあげている.
- 作者: 高橋明也
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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- 作者: 難波祐子
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2015/09/06
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- 作者: ダニエルグラネ,カトリーヌラムール,宮津大輔,Dani`ele Granet,Catherine Lamour,鳥取絹子
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2015/07/16
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- 作者: ジェイミー・バートレット,星水裕
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
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- 作者: フィリップ・ジンバルドー,Philip Zimbardo,鬼澤忍,中山宥
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2015/08/03
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- 作者: シェリル・カーシェンバウム,沼尻由起子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/04/19
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都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―
- 作者: 小川さやか
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2011/03/01
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- 作者: 一橋文哉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/09/15
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- 作者: 渡辺真由子
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2015/11/19
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- 作者: イアン・グレイハム,松田和也
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2014/08/22
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- 作者: ジェームズ・C・スコット,佐藤仁,池田一人,今村真央,久保忠行,田崎郁子,内藤大輔,中井仙丈
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2013/10/04
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- 作者: 村上道夫,永井孝志,小野恭子,岸本充生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/20
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- 作者: パトリックコリンズ,Patrick Collins
- 出版社/メーカー: 東海大学出版会
- 発売日: 2013/11/01
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- 作者: 芥川也寸志
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- 作者: 石橋純
- 出版社/メーカー: 東京堂出版
- 発売日: 2010/03
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- 作者: 伊藤秀史
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2012/04/11
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人はなぜ裏切りに目をつぶるのか――心の奥では知っているのに自分をだます理由 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-6)
- 作者: ジェニファー・J・フレイド,パメラ・J・ビレル,定延由紀
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2015/11/27
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- 作者: トラヴィスマクデード,Travis McDade,矢沢聖子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2016/01/27
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SF
- ヘイリー(ed.),SF大クロニクル(2014.2016,北島・監修),さまざまなSF作品(SF作品シリーズ)の梗概を集めたフルカラー本! 映画中心だが小説もたくさんある.これは読んでよかった.作品ごとの年表(発表と作品内と両方)もあるし,梗概集としても使える.
- ミラー,宇宙画の150年史:宇宙・ロケット・エイリアン(2014.2015,日暮 & 山田・訳),pp. 138-9のマシエウ・ヴォイタラのSpaceship Wreckyardがすてき,こういうコンセプトアーティストって1枚いくらで動いてくれるのかな
- トゥーミー,ありえない生きもの―生命の概念をくつがえす生物は存在するか?(2013. 2015、越智・訳),知られている生物とは異なる祖先を持つ生物の可能性について探った楽しい本.第7〜9章では縦横に(そして適切に)人間原理が利用されていてすばらしい.最後はやっぱりボストロムも出てくる.
- 作者: リチャードパワーズ,Richard Powers,木原善彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/07/31
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- 作者: ロン・ミラー,日暮雅通,山田和子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/12/22
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ありえない生きもの―生命の概念をくつがえす生物は存在するか?
- 作者: デイヴィッド・トゥーミー,越智典子
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2015/12/18
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- 作者: ルイスシャイナー,Lewis Shiner,小川隆
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/01/08
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- 作者: マイクル・コーニイ,山岸真
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/10/08
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- 作者: ガイ・ヘイリー,北島明弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
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- 作者: ウィリアム・ギブスン,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: イアン・ワトスン,山形浩生
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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- 作者: ガレス・L・パウエル,鷲尾直広,三角和代
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: 伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 新書館
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ミステリー
- カッリージ,ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)(2011.2014,清水・訳),話の展開がはやすぎて,少し読み飛ばすとすぐ重大な対決が始まってたりするのが逆に読みづらいけど,ライトでおもしろかった.魂の裁判所がつかわす教誨師vs. 狂気の実験で生まれたなりきり大王.翻弄される未亡人女性刑事.うさんくさいインターポール.あと少し悪ノリさせると二階堂黎人になる.
- ゴーマン&グリーンバーグ(eds.),現代ミステリ傑作選 18の罪 (ヴィレッジブックス)(2008。田口、et al. 訳)はラッシュ、“代理人”(2007。森嶋・訳)を目当てで入手したが,オーツ,“酷暑のバレンタイン”(2007。高山・訳)もよかった.語り手が心の哲学者で,スピノザを使ってデカルトを論じてた.
- ギルバース,ゲルマニア (集英社文庫)(2013.2015,酒寄・訳),戦中にユダヤ人刑事が捜査を要請されるって話なんだけど,なんか終盤で一気にサスペンス盛り込んでいるだけで,焦点人物のオッペンハイマーもぜんぜん凄腕っぽくないし,なんだかな.ただ情報部隊員のギュットラーは有能忠実でかわいかった.
- 藤井,アンダーグラウンド・マーケット(2015) はスピード感があってよかった.売掛金を遅滞なく支払うために東京を走るという小規模感.
- ワイルド,ミステリ・ウィークエンド (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)(2016,武藤・訳)はスケールが大きいんだか小さいんだかわからないがあっという間に読み終わってしまう楽しい作品.客の奇妙なふるまいに多重解決があるなどサーヴィス満点である.
- 作者: ドナートカッリージ,Donato Carrisi,清水由貴子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/06/06
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- 作者: ハラルトギルバース,Harald Gilbers,酒寄進一
- 出版社/メーカー: 集英社
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- 作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,山本俊子,田村義進,佐々田雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: ダニーラコマストリ=モンタナーリ,Danila Comastri Montanari,天野泰明
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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- 作者: ジム・ケリー,玉木亨
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: L・ブロック,M・コナリー,J・ディーヴァー,田口俊樹,加賀山卓朗
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- 作者: 藤井太洋
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- 作者: 森川智喜
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/06/20
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- 作者: 芦辺拓
- 出版社/メーカー: 光文社
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ミステリ・ウィークエンド (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)
- 作者: パーシヴァルワイルド,Percival Wilde,武藤崇恵
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その他文学
- 柴田錬三郎,絵草紙うろつき夜太 (1975年)(1975),豪快なコラージュ文学の本でとても楽しかった.
- オリヴィエ,“ほら、ライオンを見てごらん”,in: 立花&星埜(eds.),月光浴―ハイチ短篇集 (文学の冒険シリーズ)(2003),サーカスのクマだかライオンだかの役をさせられてクマと戦うはめになるんだけど相手の動物もよく見たら自分と同じような境遇の人間でしたって話,なんかほかにも読んだことあるな.なんだろ.
- ケップフ,ふくろうの眼 (文学の冒険)(1989.園田・訳,1993),トリストラム・シャンディみたいな生育譚で,ほら吹き度合いはちょっと足りないけどおもしろい.「ウニモグ車」っていうのが出てきたけどこれアクロニムなんだね,海鮮グルメかと思った
- ファベロン=パトリアウ,古書収集家 (フィクションの楽しみ)(2010. 高野・訳、2014)がむちゃんこおもしろい!これは反復の楽しさで,私が南米文学読む理由のひとつがこれ.序章の「殺された」鳥人間名鑑もそうだし,6章の「フクという言葉しか話さ」ない少女もそうで,奇談の小気味よいリフレインなんだよね.
- 森,午後の死 (角川文庫)(1992)はマン島のバイクレースもの.
- フィツオフスキ,太陽の木の枝―ジプシーのむかしばなし (福音館文庫 昔話)(2002,内田・訳)はロマに伝わる民話集.
- 作者: 柴田錬三郎,横尾忠則
- 出版社/メーカー: 集英社
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- 作者: 斎藤美奈子
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- 作者: セサルアイラ,C´esar Aira,柳原孝敦
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: デイヴィッドピース,David Peace,酒井武志
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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- 作者: グスタボファベロン=パトリアウ,Gustavo Faver´on Patriau,高野雅司
- 出版社/メーカー: 水声社
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- 作者: ゲルハルトケップフ,Gerhard Kopf,園田みどり
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- 作者: アルフレッドベスター,Alfred Bester,渡辺佐智江
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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- 作者: 野中涼
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- 作者: アレホカルペンティエル,Alejo Carpentier,木村栄一,平田渡
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- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 諏訪哲史
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- 作者: ジョゼサラマーゴ,Jos´e Saramago,阿部孝次
- 出版社/メーカー: 彩流社
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- 作者: ダリオ・トナーニ,フランコ・ブランビッラ,久保耕司
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- 作者: 小中千昭
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: 森瑶子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/03
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- 作者: ドナルドバーセルミ,Donald Barthelme,山崎勉
- 出版社/メーカー: 彩流社
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- 作者: グレアムマスタートン,マイクルギャレット,Graham Masterton,Michael Garrett,加藤洋子,本間有,尾之上浩司,夏来健次
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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- 作者: イェジーフィツォフスキ,堀内誠一,Jerzy Ficowski,内田莉莎子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/09/20
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実用書
- 作者: 渡辺知明
- 出版社/メーカー: 芸術新聞社
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- 作者: 豊田圭一
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2014/04/14
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- 出版社/メーカー: パイインターナショナル
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- 作者: ケリー・ウィリアムズ・ブラウン,鹿田昌美
- 出版社/メーカー: 大和書房
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本は1日1冊まで
最近買った本のリスト.
哲学(自律性)
- 作者: Marina A.L. Oshana
- 出版社/メーカー: Routledge
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Relational Autonomy: Feminist Perspectives on Autonomy, Agency, and the Social Self
- 作者: Catriona Mackenzie,Natalie Stoljar
- 出版社/メーカー: Oxford University Press
- 発売日: 2000/01/27
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Autonomy, Gender, Politics (Studies in Feminist Philosophy)
- 作者: Marilyn Friedman
- 出版社/メーカー: Oxford University Press USA
- 発売日: 2003/01/09
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Self-Constitution: Agency, Identity, and Integrity
- 作者: Christine M. Korsgaard
- 出版社/メーカー: Oxford University Press, USA
- 発売日: 2009/06/15
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Adaptive Preferences and Women's Empowerment (Studies in Feminist Philosophy)
- 作者: Serene J. Khader
- 出版社/メーカー: Oxford University Press, USA
- 発売日: 2011/09/08
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The Theory and Practice of Autonomy (Cambridge Studies in Philosophy)
- 作者: Gerald Dworkin
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 1988/08/26
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Personal Autonomy: New Essays on Personal Autonomy and its Role in Contemporary Moral Philosophy
- 作者: James Stacey Taylor
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2008/10/16
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- 作者: 山田卓生
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 1987/09
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- 作者: スーザン・メンダス,谷本光男
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 1997/12
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- 作者: 信原幸弘,太田紘史
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2014/05/14
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- 作者: 沢登俊雄
- 出版社/メーカー: ゆみる出版
- 発売日: 2006/02
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- 作者: ベティフリータン,三浦冨美子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 1986/03
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心に性別はあるのか?―性同一性障害のよりよい理解とケアのために
- 作者: 中村美亜
- 出版社/メーカー: 医療文化社
- 発売日: 2005/09/10
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- 作者: 土場学
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 1999/10
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- 作者: 森村進
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 1989/07
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- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 御茶の水書房
- 発売日: 2013/12/01
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- 作者: Shaun Nichols,Stephen P. Stich
- 出版社/メーカー: Clarendon Press
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美学
Coffee - Philosophy for Everyone: Grounds for Debate
- 作者: Fritz Allhoff,Scott F. Parker,Michael W. Austin,Donald Schoenholt
- 出版社/メーカー: Wiley-Blackwell
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- 作者: 小熊正久,清塚邦彦
- 出版社/メーカー: 東信堂
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美しさと共感を生む脳: 神経美学からみた芸術 (社会脳シリーズ 4)
- 作者: 苧阪直行
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2013/09/17
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- 作者: カロル・タロン=ユゴン,上村博
- 出版社/メーカー: 白水社
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- 作者: 蘆田裕史,水野大二郎
- 出版社/メーカー: アダチプレス
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その他思想
- “私たちの身体と性とエンハンスメント:美容整形をめぐって”,in: 藤田 & 宮野(eds.), 性 (愛・性・家族の哲学 第2巻)(2016),pp. 76-107はすばらしい入門,リベラル優生学や,管,誰に見しょとて (Jコレクション)(2013)への言及も!
Philosophy: A Commonplace Book (English Edition)
- 作者: Gerald Dworkin
- 発売日: 2015/05/19
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- 作者: イアン・ブルマ,アヴィシャイ・マルガリート,堀田江理
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: ナイジェルクロス,Nigel Cross,松村昌家,内田憲男
- 出版社/メーカー: 研究社出版
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- 作者: 香西秀信
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02/16
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- 作者: 藤田尚志,宮野真生子
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
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現代社会の倫理を考える〈15〉情報の倫理学 (現代社会の倫理を考える (15))
- 作者: 水谷雅彦
- 出版社/メーカー: 丸善
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- 出版社/メーカー: 理想社
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- 作者: Sharon L. Crasnow,Anita M. Superson
- 出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.
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- 作者: 伊藤亜紗
- 出版社/メーカー: 光文社
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Newton 重力とは,いったい何なのか: 21世紀物理学の最重要課題
- 出版社/メーカー: 株式会社ニュートンプレス
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- 作者: 宇田川妙子
- 出版社/メーカー: 臨川書店
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SF
- 作者: フィリップ・ホセ・ファーマー,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1980/02/01
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ミラーシェード―サイバーパンク・アンソロジー (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: ブルーススターリング,小川隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 藤崎慎吾
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
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地球・精神分析記録―エルド・アナリュシス (徳間文庫 210-1)
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 徳間書店
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- 作者: マイクル・フリン,嶋田洋一
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/10/29
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- 作者: オシーン・マッギャン,田中寛崇,中原尚哉
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/04/20
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- 作者: リチャードモーガン,Richard Morgan,田口俊樹
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2005/03/01
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- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
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- 作者: 石原藤夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1981/02
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- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/06/21
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- 作者: ラリイ・ニーヴン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/01
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- 作者: 野阿梓
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/11
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- 作者: 石原藤夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1986/03
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- 作者: アン・マキャフリー,酒匂真理子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1984/01/27
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サイバー戦争〈上〉 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
- 作者: エリック・L.ハリー,Eric L. Harry,棚橋志行
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 1998/07
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芸術SF
- SFマガジン, No.478(1996年4月号)も購入.ロビンソン,"三十三枚目のルーアン大聖堂事件"(1985.1996,内田・訳),in: S-Fマガジン37巻4号(pp. 222-251)が目当て.「きちんとした善悪の概念がない」とされる探偵フレイアはキュートだし、推理はかなりモダンだった.
- 川又,幻詩狩り (中公文庫)(1984, 1985)の巽孝之による文庫版解説を読んでいたら,この作品は主役たる言語がアクションする「アクションSF」だ,って書いてあって,やられた!と思った.行為が主役のハードボイルドはできそうだ.
- 作者: 川又千秋
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1985/11
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- 作者: サミュエル R.ディレイニー,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 荒巻義雄
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1983/12
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芸術ミステリー
- 北森鴻の冬狐堂シリーズは,タフな独立知的労働者キャラの参考にと読み始めましたが,私の理想よりはちょっとソフトめだった.暴力描写というよりは孤立無援な感じがほしいのだけど,そういうのを痛切に感じる時期はもうちょっと若いものなのかもね.最初の狐罠 (講談社文庫)(1997)がやはり傑作だと思う.冒頭に掲げたテーマだけでも興奮ものだが,長い中盤のスリルがそれをいったん隠し,最後に呼び戻す優れた構成.ただし写真の件は納得いかない,輪が点滅したというなら別だが.
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/01
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- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/05/12
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- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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- 作者: パトリックジュースキント,Patrick S¨uskind,池内紀
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/06/01
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香彩七色 ~香りの秘密に耳を澄まして~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 浅葉なつ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/06/25
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- 作者: 阿部暁子,げみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/20
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- 作者: 原田マハ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/27
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黄昏たゆたい美術館―絵画修復士 御倉瞬介の推理 (実業之日本社文庫)
- 作者: 柄刀一
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2011/12/03
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- 作者: 天野頌子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/12/12
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- 作者: 永井するみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/04
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- 作者: キャロルオコンネル,Carol O'Connell,務台夏子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2001/08/25
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その他文芸
- オベール,マーチ博士の四人の息子 (ハヤカワ文庫HM)(堀&藤本・訳,1997)はけっこう軽い語りで進むので不気味さがきわだつ.ただ孤立状況にはかなりもどかしさを感じた.私だったらもう少し心理的抑圧に説得力を出そうとがんばるところだと思うが,それだと重たくなっちゃうのでなんともな.
- 谺健二,恋霊館事件 (光文社文庫)(2004)は規模は小さいけどがんばって奇想を作ろうとしている.文庫版で収録された“五匹の猫”が,奇想というよりは震災描写としてすばらしいと思う.ただし猫が好きなかたは読まないほうがいいです,野良猫たちをずいぶん粗雑に扱うやつが出てくるので.
- 梶尾,OKAGE (新潮文庫)(2003)は熊本を舞台にしたホラーSF.九州の震災を機に購入.
- ガードナー,レスター・リースの新冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-34)(1984,乾・訳)はTwitterでおすすめを見て購入.奇妙な盗難事件のなぞを暴き,輪をかけて奇妙な手段で品物を盗み返してしまう盗賊の活躍を描く.この盗賊のところには警察からスパイが入り込んでいるのだが,盗賊のほうにはそれがバレていてからかわれている.
- マーシャル,銀行は死体だらけ (ミステリアス・プレス文庫)(1998,仙波・訳)は香港を舞台にした警察小説で,集団毒殺のなぞに当時の香港ならではの事情がかかわるのがうまい.これはSFに舞台を変えて小ネタとして使いたいぐらいだ.冒頭から,ラッキーだけで重大事件解決の立役者になってしまって内心あせっている刑事などコミカルな描写が多く,楽しめる.
- 文學界2014年12月号 (文学界)はなんで買ったか忘れてしまった,新人賞佳作の森井良、“ミックスルーム”かな? 選評には納得いかず.これ社会との靭帯を切られちゃて,ハッテン場をかろうじて拠り所にする都会のゲイ男性の不格好さを描いてるわけでしょ.これはマイノリティ小説だけが使える手(社会的に公表しやすい連帯とはべつの連帯にアクセスできる)を使ってはいるけど,貧困ものの新機軸と読むほうがいいと思う.こちらの記事とほぼ同意見: http://higuchimegumu.blog.fc2.com/blog-entry-1550.html
- 作者: 牧眞司
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- 発売日: 2007/03/01
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- 作者: 川端康成
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- 発売日: 1989/11/17
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- 作者: 森茉莉
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- 発売日: 1996/12/01
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レスター・リースの新冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-34)
- 作者: E.S.ガードナー,乾信一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/04
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- 作者: ウィリアムマーシャル,William Marshall,仙波有理
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- 作者: 谺健二
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/04/14
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- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: ブリジットオベール,Brigitte Aubert,堀茂樹,藤本優子
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: カミ,高野優
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/02/07
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- 作者: 早川書房編集部
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- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2014/10/15
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鷹野鍼灸院の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 乾緑郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
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- 作者: 菊地成孔
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/09
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- 作者: 荒山徹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/09/28
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- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: 多崎礼,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪! (キョート殺伐都市 # 2)
- 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
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- 作者: 架神恭介,左
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: ワイルド,仁木めぐみ
- 出版社/メーカー: 光文社
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- 作者: 落合陽一
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- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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- 作者: 乾くるみ
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- 作者: 小説宝石編集部
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- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: サラ・グラン,?山祥子
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- 作者: ロバート・B・パーカー,菊池光
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: 京本喬介
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- 作者: リチャードバウカー,Richard Bowker,木村仁良
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- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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- 作者: 都筑道夫
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- 作者: 新井千裕
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: トムロビンズ,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: フェリペアルファウ,Felipe Alfau,青木純子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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- 作者: 雪代鞠絵,中村明日美子,原著:ラナ・マクレガー,
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遠い国の犯罪 (ハヤカワ・ミステリ文庫―アメリカ探偵作家クラブ傑作選)
- 作者: ヤンウィレムヴァン・デ・ウェテリンク,宇佐川晶子
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- 作者: 伊吹亜門
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- 作者: 麻里邑圭人
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- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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- 作者: 森晶麿,丹地陽子
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: ジェローム・K.ジェローム,丸谷才一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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マンガ
- 西尾,アフターアワーズ 1 (ビッグコミックス)(2015)は百合マンガということで教えてもらったのだが,ねむようこのマンガみたいな深夜の独特な雰囲気を描いているのが楽しかった.
- 佐々木,代名詞の迷宮 (花とゆめCOMICS)(1987),美学のゼミに入る話だった.こういうとぼけた筋書きをどうやったら思いつくんだろうな.ウィットに頼らなくてもできごとが可笑しいというタイプの喜劇やコントがあって,独特の作りかたがある気がするんだよな.
- 作者: 吉住渉
- 出版社/メーカー: 集英社
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- 作者: 吉住渉
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- 発売日: 2003/07/18
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- 作者: 吉住渉
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- 作者: 吉住渉
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- 作者: 吉住渉
- 出版社/メーカー: 集英社
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- 作者: 坂田靖子
- 出版社/メーカー: 双葉社
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- 作者: 朔ユキ蔵
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GLAMOROUS GOSSIP (グラマラス・ゴシップ) (1) (ウィングス・コミックス)
- 作者: 華不魅
- 出版社/メーカー: 新書館
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- 作者: 佐々木倫子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1987/02/01
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- 作者: GA Graphic
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
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- 作者: 仲谷鳰
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- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
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- 作者: 秋葉東子,麻生ミツ晃,天城れの,新井煮干し子,井戸ぎほう,エンゾウ,神楽坂はん子,嘉島ちあき,梶本レイカ,カワイチハル,河井英槻,北沢きょう,小嶋ララ子,四宮しの,蔓沢つた子,永井三郎,博士,蜂不二子,羽生山へび子,ぱんこ。,ひなこ,藤谷陽子,松本ノダ,ミナヅキアキラ,モチメ子,毛魂一直線,本仁戻,ymz,雪路凹子,吉田ゆうこ,倫敦巴里子,碗島子
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- 作者: 白井弓子
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- 作者: ひぐちアサ
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- 作者: 西尾雄太
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家電探偵は静かに嗤う。 4 (チャンピオンREDコミックス)
- 作者: 藤見泰高,岩澤紫麗
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トーチソング・エコロジー (1) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: いくえみ綾
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- 作者: 高橋のぼる
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- 作者: 阿部川キネコ
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- 作者: Cuvie
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- 作者: いくえみ綾
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DRAGON FLY Vol1 (WANI MAGAZINE COMICS)
- 作者: 前嶋重機
- 出版社/メーカー: ワニマガジン社
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リューシカ・リューシカ(10)(完) (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: 安倍吉俊
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- 作者: 九井諒子
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- 作者: 南方純,高河ゆん
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ボールルームへようこそ(7) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 竹内友
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実用
- 須佐,羊毛フェルトで作る絵本の主人公 (MOE BOOKS)(2016)はチェブラーシュカが載っているぞ.
- spoon. (スプーン) 2013年 08月号 [雑誌] もチェブラーシュカ特集.
- スミス,いたずらの天才 (文春文庫)(1963,後藤・訳)はTwitterで知って購入,ちょっとワンパターンのきらいはあるがなつかしい雰囲気だ.私はだいたいこういうタイプの本を読んで未就学時代を過ごしたのだよ.
- 作者: 須佐沙知子
- 出版社/メーカー: 白泉社
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- 作者: 能勢千詠子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
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- 作者: カモ
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伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)
- 作者: 飯間浩明
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ゴジラvsキングギドラ超全集 (てれびくんデラックス 愛蔵版)
- 出版社/メーカー: 小学館
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仮面ライダークウガ超全集 (最終巻) (てれびくんデラックス愛蔵版)
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特捜ロボジャンパーソン超全集 (てれびくんデラックス 愛蔵版)
- 出版社/メーカー: 小学館
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月刊MdN 2015年 7月号(特集:絶対フォント感を身につける/付録小冊子 フォント見本帳)[雑誌]
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月刊MdN 2016年 3月号(特集:漫画家が発明した表現30 漫画を漫画たらしめるもの)[雑誌]
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
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- 出版社/メーカー: 角川グループホールディングス
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- 作者: アレン・スミス
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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- 作者: 鈴木哲也,高瀬桃子
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- 作者: 石岡克俊,小島浩之,上地宏一,佐藤仁史,田邉鉄,千田大介,二階堂善弘,師茂樹,山田崇仁,漢字文献情報処理研究会
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知っておきたい伝説の秘境・魔境・古代文明 (なるほどBOOK!)
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臨床美術士になる本―認知症を学び・教え・予防・改善する!臨床美術士入門・新標準テキスト・開業マニュアル (コミュニティ・ブックス)
- 作者: 芸術造形研究所
- 出版社/メーカー: 日本地域社会研究所
- 発売日: 2011/01/01
- メディア: 単行本
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購入全誌感想
第22回文学フリマにて,以下の39冊をお分けいただきました.しめて¥15,900.
- ア02 二松学舎大学文藝愛好会,二松維新「都市」,¥200.
- ア06 水天宮前,水天*, vol. 3,¥300.
- ア19 京都ジャンクション,京都ジャンクション 第九作品集,¥300.
- イ10 マゾヒスティック・リリィ・ワークス,ラフレシア・アルノルディ——ダメ百合短編集,¥400.
- イ13 朝顔日誌,HOLE,¥100.
- イ25 トリアトリエ,オッチャリ,¥400.
- ウ30 薄禍企画,mint,vol. 01,¥500.
- エ23 カモガワSFシリーズKコレクション,稀刊 奇想マガジン 創刊号——奇想コレクション綜解説,¥400.
- エ31 あの日熱めの熱燗で,多重要素, 3.5号,¥100.
- エ34 グローバルエリート,SFアンソロジー WORKセリエント(GE1),¥1500.
- エ37 Wajima Project,星間のナルシズム,¥200.
- オ01 文学フリマガイドブック編集委員会,対話の効果と赦しのプロセス,¥500.
- カ14 Totentanz_Rosenkranz,このクラスにコンテクストはありますか,¥100.
- カ14 Totentanz_Rosenkranz,暗喩の箱庭、アニミスト,¥100.
- キ37 雨宿り2日目。,君と同じ薬が飲みたい,¥100.
- ク30 海外文学好き好きボーイズ,W/M,01号,¥100.
- コ10,梟流,Liminality.Float,¥300.
- コ17,まるさん,三日月古書道,¥300.
- コ43,ひだり,あの日はいつか今度こそ,¥400.
- サ20,スペクターズ!,Dying Bleed/雪原の人魚,¥200.
- シ43,こんぺき出版,夜が濃くなる,¥900.
- ス17,あまりもの,漫画の手帖,No. 13,¥150.
- ス25,エフーディーの会,エフーディ,vol. 2,¥750.
- セ36,無響サイレン,ユートピアだより,¥400.
- ソ17,早稲女同盟,いばら道,vol. 2,¥500.
- ソ32,喫茶モンスター,Cafe Monster,vol. 7,¥500.
- ソ32,喫茶モンスター,☆突発突貫☆別冊カフェモンスターを読んで行ったお店探訪記,¥100.
- タ14,アラザル,アラザル9,¥500.
- タ35,パナトリエ,花粉SF,¥200.
- タ39,埼大哲学研究会,臨,¥100.
- タ41,早稲田大学現代文学会と戸山フロイト研究会,Mare,vol. 2,¥500.
- チ06,有限王朝,有限王朝マガジン,vol. 2,¥700.
- チ09,風狂殺人倶楽部,風狂通信,vol. 3,¥400.
- チ11,ワセダミステリ・クラブ,Phoenix,vol. 136,¥700.
- チ13,推理小説反省会,反省文,vol. 2,¥600.
- チ24,シノハラユウキ,フィクションは重なり合う——分析美学からアニメ評論へ,¥700.
- ツ31,建築趣味,建築趣味 No. 3 May. 2015——特集 建築スーベニア,¥500.
- ツ32,都市とスーヴェニール,スーヴェニールのなかの都市 2,¥700.
- ツ40,とうもろこしの会,一行怪談 二,¥500.
お分けいただいたすべての本について,感想を書いていこうと思います.
C68 アーカイブ騎士団,ユートピア小説集(自ブース頒布)
第21回文学フリマ感想 Advent Calendar 2015 - Adventar,はじめました.この記事で24日め.
私が第21回文学フリマ東京で買った本のリストはこちらです: 購入全誌感想(23評/23冊) - kugyoを埋葬する
C68 アーカイブ騎士団,ユートピア小説集(自ブース頒布)
アーカイブ騎士団 [第二十一回文学フリマ東京・小説|SF] - 文学フリマWebカタログ+エントリー
「007ユートピア小説集」アーカイブ騎士団@第二十一回文学フリマ東京 - 文学フリマWebカタログ+エントリー
第21回東京文学フリマではこちらの同人に参加させていただきました.お手にとってくださった皆様ありがとうございます! 本のほか,当日の無料配布ペーパにもショートショートを5つ書いています.
参加した小説“月のアンティーク”は,骨董品屋SFミステリーと銘打ち,SFミステリーの1つの極北に挑戦しました.当日お越しになれなかったかたは,ぜひ下記から電子書籍版をお求めください.
- 作者: アーカイブ騎士団
- 出版社/メーカー: アーカイブ騎士団
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
拙作,月のアンティーク(pp. 3-34)
今回の短編の発想のもとになったのは,SFミステリーにおいてよく指摘される難点でした.SFミステリー,とくに未来や特殊な設定を用いたものの場合に問題となるのが,我々のいる現実の世界の知識や常識がどの程度通用するのか,という点です.物理法則を破った改変世界では,すべての密室はマクロレヴェルのトンネル効果でじゅうぶんに解決できてしまうかもしれません.どのていど・正確なところどんなふうに物理法則が改変されているか,その世界のなかで実験を行えない読者にはわからないわけで,どうしても,読者の入手できない情報を使った,アンフェアな推理になってしまうわけです.
しかし,この難点をケアする方法はあると思います.たとえば,物理法則を破っていない世界を描いていても,たんに未来世界における常識が現在の我々の常識とはちがう,ということだけで,ある種のミスリードが行えるのではないか,思い込みを裏切ることができるのではないか.そこから,今回のトリックの1つを考えました.このトリックはある意味で,ワトソン役の知能が読者と同程度ではない——じつは読者より高い,というのならよくあるが,この場合,じつは読者より低い——ということになるので,ノックスの十戒をいままでにない形で裏切ることにもなっていると思います.
もともとのプロットでは,ラストで明かされる叙述トリックだけが組みこんであり,作中で探偵役が事件を解き明かすことはなかったのですが,今回のようなタイプの叙述トリックは,“それ,読者に意地悪してるだけじゃん!”という不満がどうしてもぬぐえず自分できらいなので,頭をひねりました.その結果,作者が読者に対して仕掛ける叙述トリックが,探偵役のなぞときによって先に明かされ,しかるのちに語り手が仕掛けるトリックが明かされる,という,変わった二段構えになっています.
冒頭の部分は,新居昭乃,“Aquarium on the Moon”,in: キミヘ ムカウ ヒカリ(2006)を聴いていて走り書きしたメモからとったもので,最後まで読んだかたにはおわかりのとおりここにもトリックが仕掛けてあります.語り手が「ゲリュゴン9999」と目指す月面のステーションが水槽のようなのも,この曲をイメージしています.
ほかのイメージソースとしては,バレバレだと思いますが月に囚われた男(2010)で,月面風景はほぼこの作品の映像を思い浮かべていました.
あんまりユートピアものっぽくならなかったのが残念ですが,人間,いまいるところを出てよそにうつりたいと思うのは,よそがユートピアに見えたときだけなんじゃないかと思うんですよね.
美堂谷摂子,都市計画者の夜(pp. 34-37)
初稿を読んだとき,ナイスの森(2006)のワンシーンを思い浮かべました(西門えりかが「踊り見せろ」って浜辺で言うところ).PDCAサイクルが,Plan, Dance,Check,Actionになっているところがおもしろい.
森川真,巨大学園の留年生(pp. 39-67)
私は森川作品だとゾンビ小説集 アーカイブ騎士団所収の“歴史的ゾンビ少女”がいちばん好きなんですが,それで描かれた“観測者の思惑を越える非観測者”という構図はほかの森川作品でもかいま見ることができ,今作はその順当な進歩だなあ,という気がします.体育教師がおおぜいなだれこんでくるところが好きです(わたくし押しによわい人間なので).
摘ん・デ・レ男爵,ランニング都市(pp. 69-83)
気が滅入ったときは体を動かすといいっていうのはよく言いますが,この作品ではみんながラットランで体を動かし健康に生活しているのに気が滅入るオチが待っており,めずらしいディストピアSFだと思います.もっとグロテスクな系譜としてカード,“肥育園”(1980=2001)みたいなのがあるかも.
カ11 Charlotte,よねざわほの部 部誌 読書会記録 よねどく(¥1000)
第21回文学フリマ感想 Advent Calendar 2015 - Adventar,はじめました.この記事で23日め.
私が第21回文学フリマ東京で買った本のリストはこちらです: 購入全誌感想(23評/23冊) - kugyoを埋葬する
カ11 Charlotte,よねざわほの部 部誌 読書会記録 よねどく(¥1000)
Charlotte [第二十一回文学フリマ東京・評論|ミステリー] - 文学フリマWebカタログ+エントリー
米澤穂信のミステリー小説から3作品,儚い羊たちの祝宴(2008),さよなら妖精(2004),ボトルネック(2006)を選んで,20人以上の大人数でチャット談義をやった記録を書き起こし掲載しています.
唐突ですがここで白状しますと,私は2014年ぐらいまで,米澤穂信のことを米田淳一とごっちゃにしており,「へーあの警察もの(2000)書いてたひとが大転身だなあ」と思っておりました.ちゃんと読みはじめてからも,おもしろい話を細かい手つきで作るすぐれた作家なんだけど,オチのブラックさが肌に合わないようなそんなブラックさだなあ,ということで,道尾秀介に接するときのような距離をおいていたところがあります.小説で叙述をいじるといくらでも読者にいじわるできちゃうんで,その後味の悪さっていうのは,物語のなかでどうしようもない運命に巻き込まれてしまって登場人物といっしょに味わうものとは違うんですよね.
米澤作品は叙述がちょっと不親切で(文章や構成がへたなのではなく情報のコントロールがうまい),結末も明白には示されないことが多く,また伏線が最後まで読むとすっきり回収されるというものでもないため,読み終わったあと独力では味わいきった感じがしないんですね.だからあとを引くというか,考察をはじめた結果として熱烈なファンになるひとがいるのはよくわかる.あとキャラクタのひねくれかたもほかにはない魅力的なものだし.で,この読書会では,そういうすっきりしないところをおおぜい集まって考えてみましょう,ということをやっています.
ただ,せっかくこれだけのひとが集まったのだから,ちょっと書評を検索すれば見つかるていどの,つまり能力のある個人でもできるような筋の確認は最低限にして(たとえば“山荘秘聞”で「屋島」が持ち出したものはなんなのか,ボトルネックの章タイトル「昏い光」は作中の事物としてなにを指しているのか),細かい描写を人海戦術でしらみつぶしに見てくれたほうがおもしろくなったんじゃないかと思う.その点で,「椅子の専門誌」を読むというのがリラックスした家庭環境の示唆になっている,という指摘はすごくよかった.
オ08 マゾヒスティック・リリィ・ワークス,ダメ女子的映画読本(¥550)
第21回文学フリマ感想 Advent Calendar 2015 - Adventar,はじめました.この記事で22日め.
私が第21回文学フリマ東京で買った本のリストはこちらです: 購入全誌感想(23評/23冊) - kugyoを埋葬する
オ08 マゾヒスティック・リリィ・ワークス,ダメ女子的映画読本(¥550)
マゾヒスティック・リリィ・ワークス [第二十一回文学フリマ東京・ノンフィクション|エッセイ・随筆] - 文学フリマWebカタログ+エントリー
「ダメ女子的映画読本」マゾヒスティック・リリィ・ワークス@第二十一回文学フリマ東京 - 文学フリマWebカタログ+エントリー
50'sから00'sまで年代別に,日の当たらない側面を持ってしまっているようなそんなヒロインの登場する映画を15本以上紹介した本.「一気に読むと胃もたれするわよ!」ということですが,一気に読んでしまいました.
前回のダメ女子的映画のススメ。もよかった([私の感想)ので期待していたが,今回もとてもおもしろい.フェミニズム的映画評論でよく取り上げられる作品もきっちり押さえたうえで独自の視点を持ち,でも教養くささをまったく感じさせない親しみやすい評が特徴だ.フェミニストがよく取り上げる作品といえばホラーで,たとえば『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)評(山南,pp. 26-27)がそれにあたるし,教養ということではヌーヴェルバーグの意外な現代性を教えてくれる『彼女について私が知っている2、3の事柄』(1966)評(赤木杏,pp. 6-10)がそうだ.
いちばん好きなのは,『サスペリア』(1977)を論じた“ごめんなさい、私,"サスペリア"の悪役に共感せずにいられません!”(pp. 21-25)で,寄宿舎を舞台にした映画のあらすじ紹介が,ページをめくると評者の女子寮生活との照応になっていてびっくりするし,さらにその次のページではセットの狭さや古さゆえに現代の観客がおぼえてしまうコミカルさの強調がなされ,そして映画のラストに触れると同時に評も終わる,という流れが技巧的でいい.
次号が気になるという点では前回につづき大収穫! また楽しみにしています.