あなたのkugyoを埋葬する

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Baby dan dan

 さすがに反響はない、のは当たり前で、哲学書ばかり読んでいると、あるいは半径1クリック環境を整備しまくっていると勘違いしがちだけど、世の多くのひとは分析哲学なんかに興味ねーのである。そういうわけで、少なくとも話をふればレスポンスをもらえるような環境は、まだまだ私のまわりのネット上には成立していないから、もうしばらくネットの外にこだわる必要があるだろう。
 もっとトラバとかがんがん打って宣伝してやろうかしら。いや、でも、このブログなんて、雷光超人スワンプマンの話でもしているのがお似合いかもしれんね。


 本屋で『幸運な宇宙』というタイトルにぴんと来て立ち読みした。ボストロムの議論をパラフレーズしているあたり及第点だが、そうしたシミュレーションの偽宇宙はやっぱり宇宙と認めたくないなあ……とかもにょもにょしていてかわいい。だいじょうぶだよ、無限の可能世界の実在さえ認めてしまえばね! というか、やっぱりボストロムへの論駁はおれが初なのか? 勉強会の場ではあたかもおれの功績のように言ったけれども、おれは学会を追いかけているわけでなし、あのていどのことは哲学者にとうに思いつかれていておかしくあるめえ。


 『NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本』も立ち読み。こういう本なのかー、という感じで、買うほどの興味はわかない。私でないひとびとがよろこんで読むだろうから、そのひとに任せておけばよいと思った。もっと現実ばなれしたことを考えたい。


 と思って、ぬいぐるみを相手に「たくさん、だけど、ほとんど一つ」の話をしたら、友人に現実ばなれしすぎだと怒られた。そうねえ、その友人がいかに分析哲学に理解があるとはいえ、ポスト・コロニアリズムを勉強した相手にそういう突拍子もないことばかり言っていてはいかんわねえ。ひとまず分析哲学から集中を放して、現代思想とか海外小説とかを読もうかな。


 今日は多数決により下北沢に出向くことになった。投票内訳は、吉祥寺:私、下北沢:友人とぬいぐるみ。