no gas, no bar, no NOZOKI... - あなたのkugyoを埋葬する

　このまえ、サークルの歓待食事会で、例の自己紹介「興味のある領域は現代日本文学と分析哲学とで、両者の架橋となりうるフィクション論をやっています」をやったのだけど、そうしたら今日、その食事会に出ていた女性に「じつはわたしもそうした研究に興味があって……」云々ということを言われた。
　あまりサークル論などぶつとテラフォーミング *1になってしまうからこのへんにしとくけど、要は、専門的哲学徒（院生以上の皆さん）は自分の研究に忙しいはずだからこんなブログにかまっている時間はないはずだし、学部学生は哲学学にせいいっぱいだろうし（挑発ですよ）、在野の哲学者は分析哲学でない哲学に興味があるひとばかりだろうし（挑発ですよ）、というわけで、私のような野蛮人にやれることといえば、それなり以上に明晰だけど分析哲学の存在なんて知らずに文学してきた、というようなひとびとに、こういうおもしろい学問の営みを、哲学学と哲学の営みとを適度にミックスして紹介してさしあげることではないだろうか、と思った。
　なんと長い1文だろうか。ま、ブログでやってることより多くの雑多な話題を現実には提供しているのだから、現実で得られる見返りのほうが大きくなっても、ふしぎではないよね。

　そうそう、三浦俊彦は職業的哲学者なのに自前の掲示板でちゃんと議論をしているので、その点はえらいと評価されるべきものだと思う。彼の業界的立ち位置によって可能になっていることなのかと思ったこともあったけど、最近はちゃんと岩波講座哲学にも書いてるようだし、やはりそれは三浦の資質によるところが大きいのだろう。
　海外だとブログ立ててガチガチやってる研究者も多いと聞くけどね。あれか、日本だとみんなコメント欄に戦いに来ないのか。

　やあ、こんなこと、言うつもりじゃあなかったのだ。ぼくは本の記録さえ確乎りとつけておれば、それで満足するのだ。
　最近借りた本のリスト。