文学にだって教科書はある
最近借りた本のリスト。
- 作者: 竹村和子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/10/20
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: ゲイルオースティン
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 1996/10/15
- メディア: 単行本
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- 作者: 有賀美和子
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: ハードカバー
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Narrative and Desire in Russian Literature, 1822-49: The Feminine and the Masculine
- 作者: Joe Andrew
- 出版社/メーカー: Palgrave Macmillan
- 発売日: 1993/02/01
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- 作者: Svetlana Slavskaya Grenier
- 出版社/メーカー: Praeger Pub Text
- 発売日: 2000/11/30
- メディア: ハードカバー
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現代用語としての「ドストエフスキー」 (ユーラシア・ブックレット)
- 作者: 桜井厚二,ユーラシアブックレット編集委員会
- 出版社/メーカー: 東洋書店
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 清水正
- 出版社/メーカー: 創林社
- 発売日: 1986/02
- メディア: 単行本
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Discovering Sexuality in Dostoevsky (Studies in Russian Literature And Theory)
- 作者: Susanne Fusso
- 出版社/メーカー: Northwestern Univ Pr
- 発売日: 2006/06/30
- メディア: ハードカバー
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と、このあたりが、いま取り組んでいる課題である。ついでに、最近閲覧した本のリストも。
Fyodor Dostoevsky's Crime and Punishment (Bloom's Notes)
- 作者: Harold Bloom
- 出版社/メーカー: Chelsea House Pub
- 発売日: 1996/06/01
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Fyodor Dostoevsky's Crime And Punishment: A Casebook (Casebooks in Criticism)
- 作者: Richard Peace
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: ハードカバー
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Women in Literature: Reading Through the Lens of Gender
- 作者: Jerilyn Fisher,Ellen S. Silber,David Sadker
- 出版社/メーカー: Greenwood Pub Group
- 発売日: 2003/06/30
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わざわざ田町のあたりまで出向いたあげく、『Women in Literature: Reading Through the Lens of Gender』に収録された狙いの論文がたったの3ページしかなくて、しかも結論が
Students might compare the lives of women today with those in Crime and Punishment to see what has changed and what has not. They might also consider whether women are still seen as purer and more self-sacrificing than men.
Women in Literature: Reading Through the Lens of Gender, p.81
だったときちゃあ、まったく自分を殴り殺さずにすんだのが不思議なくらいである。要するに、この本、ガッコのセンセ向けだったんだよね。下調べが足りませんでした。
転んだからにはただでは起き上がれないので、地下5階まであるその図書館の最深部に赴き、雑誌のコピーをとるわエレベーターアクションするわの大立ち回りを演じてきた。
記事タイトルが指している教科書というのは、上記『Women in Literature: Reading Through the Lens of Gender』とか、あとは『Fyodor Dostoevsky's Crime and Punishment (Bloom's Notes)』とかのこと。
しかしこのBloom' Notesシリーズはすごいな。有名な批評家Harold Bloom編の作品解説本シリーズ(全50巻ぐらい?)で、こういうシリーズをなんて呼びならわすのか知らないけど、
concise, easy-to-understand biographical, critical, and bibliographical information on specific literary works
Infobase Publishing
を提供してくれるもの。たとえば収録されたあらすじは、研究に役立つように章ごとにポイントを押さえてある。日本で文学用のこういうシリーズってあったっけか?
ちょっと感動して、久々に文学者への信頼を高めました。つーかBloom仕事しすぎ! 作品解説以外にもいっぱいシリーズがあるようです。
あ、ブルームは、イェール学派で有名なひとですよね。私はタームとしてしか知りませんけど、「影響の不安」なんていい概念も出してます(私の史観にぴったり)。