キスよりすごい音楽って本当にあるんだよADVっていろいろ詰め込んでていい
「キスよりすごい音楽って本当にあるんだよADV」だけ読んでも,恋愛がテーマだけどそれと並列かそれ以上に音楽活動を持ってきていて,しかも「本当にあるんだよ」のところで私たちを夢の世界へいざなってくれることも保証してくれる.
最近買った本のリスト.
数学パズル 美女か野獣か?―楽しみながらゲーデルの謎にせまる
- 作者: レイモンドスマリヤン,Raymond Smullyan,阿部剛久
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 単行本
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Noncognitivism in Ethics (New Problems of Philosophy)
- 作者: Mark Schroeder
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2010/03/09
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- 作者: 竹本泉
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2001/04
- メディア: コミック
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- 作者: 野崎泰伸
- 出版社/メーカー: 白澤社
- 発売日: 2011/06/01
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- 作者: キャサリン・A.マッキノン
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 1995/08/15
- メディア: 単行本
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- 作者: レオノーラキャリントン,Leonora Carrington,野中雅代
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 1997/09/01
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Literary Criticism: An Introduction to Theory and Practice
- 作者: Charles E. Bressler
- 出版社/メーカー: Prentice Hall College Div
- 発売日: 1994/01
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好きっていいなよ。 1 (デザートコミックス) (KC デザート)
- 作者: 葉月かなえ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/11
- メディア: コミック
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- 作者: グレアム・プリースト,久木田水生,藤川直也
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 加藤秀一,海老原暁子,石田仁
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/08
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- 作者: カルヴィーノ,Italo Calvino,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/11/16
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- 作者: イタロ・カルヴィーノ,米川良夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/07/22
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- 作者: カルヴィーノ,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/04/17
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- 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,脇功
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2003/09
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- 作者: ねむようこ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/12/08
- メディア: コミック
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*生を肯定する倫理へ―障害学の視点から*についての伊勢田さんの書評(Daily Life:野崎泰伸『生を肯定する倫理へ 障害学の視点から』)については,後半はそのとおりと思っておりますが,最初の議論*1については,もう少し議論の余地があると思っています.お二方の書かれたものからはいつも勉強させていただいておりますので,あまり文献にあたっておりませんけれども,考えたことを少々述べたく思います.
まず1-2については,「障害」概念をもっとよく考えると,「障害」が個人に備わる性質だと考えるのではない立場がありそうです(野崎さんはむろんこの立場だと思われる).この場合,「障害をなくす」ことは,たとえば路面の石を除く(「障害_物_を除く」)のとまさに同様に,個人の外の環境を整備することで行うことができるでしょう(「社会モデル」の述べるところとは微妙に異なることを述べているつもりです).「いや,その場合でも障害がなくなったわけではない,車いすの整備によって利便性が得られたのでわかりづらくなっただけだ」という反論は,「個人」とその外の「社会」とを決然とわけることができなければ,たとえば病気の治療はじっさいの治療ではない,完治しても病気がなくなったわけではない,という立場を受け入れることになりかねません.そして野崎さんの論点は,好意的に解釈するならば,「障害はないほうがいい」と考えることが悪いのではなくて,「個人にとって障害はないほうがいい」と考えることが悪いのだ,というものだったのではないでしょうか.おそらく野崎さんも,「社会は利便性のために整備したほうがいい」(「障害_物_は,一般的には,取り除いてあったほうがいい」)という立場は受け入れるだろうと思いますので.そしてもしそうだとしたら,伊勢田さんのご指摘はそれ自体としてはまったく正しいものでありつつ,若干的を外しているように思われます.
1-3については,ほかのところでも指摘があったかと思いますが,現在行われている「さまざまな社会実践」のほうこそが「適応的選好」であり"歪められた選好"である可能性を見逃しているように思われます(おそらく野崎さんはこの立場をとりそうです).私は合理的選好についてそこまで強い立場はとりませんが,この点もう少し検討の余地はあるかもしれません.また,障害について後天的に「持たせる」例ばかりが考えられています.しかし,障害を持たせることが悪いとされるのは,障害がないほうがよいからである,と言い切るために,こうした例を根拠とするだけでは不十分ではないでしょうか.そのような例ではほかにも,自己決定権の侵害などの害が起きており,そちらが悪の原因となっている可能性があるので.もちろんこの場合,寝ているあいだに勝手に改造手術を行って虫歯を治療してあげる例なども,自己決定権を侵害するので同様に悪だと考えることになりますが,このことはそれほど直観に外れはしないのではないでしょうか*2.