明日は銭湯で古本を浴びるぞ
せっかく大学図書館へ行ったのに、『「赤」の誘惑―フィクション論序説』を借りてくんのを忘れた。また明日行くことだろう。
先日のエントリ(早稲田文学、完全復刊おめでとう - kugyoを埋葬する)で書いた付け爪の件だが、自信がなかったので友人に確認した。やはり付け爪ではないそうだ。どうやって見分けるのだろうか。
最近借りた本のリスト。
- 作者: 伊藤邦武
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 伊藤邦武
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/06/27
- メディア: 単行本
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- 作者: 内井惣七
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
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合理性の諸問題 (現代哲学への招待 Great Works)
- 作者: ドナルド・デイヴィドソン,金杉武司,塩野直之,鈴木貴之,信原幸弘
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2007/12/01
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伊藤邦武は、ついに着手する確率の哲学。なんとかいう小屋に行ってしまった先輩からいただいた論文もちまちま読んでいるよ。前回行った学会でも、やはり確率の問題が問題になっていたが(『偶然の宇宙 (双書現代の哲学)』では人間原理も扱われている)、どうなんでしょうね? 哲学だから、たぶん基礎付けの方向に向かっていると推測していますが、ま、読んでから。
『合理性の諸問題 (現代哲学への招待 Great Works)』についてはこういう記事(ドナルド・デイヴィドソン『合理性の諸問題』(続) - shinichiroinaba's blog)もあるからあとでさっと読んでおこう。
大学図書館に行ったついでに、大学生協へ滑りこんで(じつは閉店してたんだけど気づかずに入っちゃった)、「WB」vol.012と「GRAMINEES/グラミネ」9号とをいただいてきた。どちらもフリーペーパ。
「WB」(早稲田文学編集室 - WB/早稲田文学)の福永信はあいかわらず「三ヶ所」の連載中、ABCDシリーズだ。これ、いつか単行本にまとまるときが来るのか? とてもおもしろい本になるだろう。でも、まとまらないかもしれない(あ、「論座」5月号の福永信は、まだ「イルクーツク2」制作のことを言っていて、そろそろ次に行けよ、と思いました)。海猫沢めろん「少年Aの系譜」はこの先どうなっていくのだろう? いまvol.010をなくしてしまったので連載第1回の内容を思い出せない。vol.010を読んだときの記録がここ(空気読めのように、危険予知 - kugyoを埋葬する)に残ってはいるけど。
あ、あと、「早稲田文学」1号で中原昌也とインタビュアとがさんざん皮肉っていたイシダイラさまの本の広告が載っていた。笑うだろう。ちなみに本は『逝年』。
「GRAMINEES/グラミネ」は機関誌である(ISSNは1880-2044)。講評つきの作品募集をしていて、小説(講評者は堀江敏幸)、詩(駿河昌樹)、評論(市川真人)、映像(山崎幹夫)の講評が載っていた。映像だけ辛口である、というか、学生の作る映像作品でまともなものはあるのだろうか? 芸大に行けば見られるか?
ほかの講評はやたらフレンドリー。しかし、プロだけあって、みなさんちゃんと読んでいるなあ。
サークルで知り合った先輩と後輩とが小説部門に投稿していたことを思い出す。その後輩の作品が掲載されていた。まだ見ていない。あとで読むかもしれない。