本日書き出しの前言に ついふらっと・言い出す論
こないだ『戦争論理学 あの原爆投下を考える62問』への合評会を覗いてきたんだけど(あわただしい入退室で参加者の皆様をわずらわせていないとよいのですが)、あの本では、じゅうぶん合理的でないひとびとを非道徳的な結論に導いてしまいやすいような、そん…
薬局であやしいグミを発見した。JELLY〜♪ これから食べてみますね。 http://www.sportbeans.com/ あ、ミクシィを更新したよ……。
いろいろありまして、でっどえんどの末、なんとか自宅の回線は復旧しました。ところで、修理の手際を見ていたけども、私でもやってやれないことはないかもしれません。問題の電話線それ自体のあっちはじとこっちはじとに探知機をつけて信号を流したり、音波…
少し前から、このブログにつくはてなスターのアイコンを半分にしました(わかりやすいように、この記事にスターを2つつけてあります)。 画像を変えて、2個で1個ぶんだと思えるようにしてありますから、「この記事、言っていることには同意するし、こういう意…
A Taxonomy of Philosophy それほど広い範囲の勉強ができるわけでもないので、もう少し絞った範囲で集中して理解するために、今後1年以内に勉強したい分野をリストしておく。 分野が見渡せるというのは大きな一歩だけども、あくまで一歩でしかなく、じっさい…
明日は寝過ごせないので、今晩は夜通し起きていることにしよう。こんばんはー。 秋の夜長の友はそう、文学フリマで買った同人本。第7回文学フリマ24だ。 はじめに紹介するのは、もちろん文フリ最高の小説集団、M@D AGEだ。幸田竜樹『学園都市とアリス』(「M…
ある作品について書かれた批評文を読むとき、気を付けなくてはいけないのは、その書き手が自分の気付いていることすべてを書いているかどうかだ。 主流の教育過程を経て読書感想文を書いたことがある人ならわかると思うけど、ふつう、ある作品について述べら…
今週末、2008年11月9日には、第7回「文学フリマ」が、東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎で行われます。 そこで販売される書評誌「リブレリ」に投稿しました。私の所属する学生サークルが、ブースB-47にて販売しています。1冊あたり100円。 書評誌なんで、扱…
Shomei – Cerrajeros de Seguridad 日本政府に対し「二次元キャラとの結婚を法的に認めて下さい」という署名活動実施中 - GIGAZINE これって、「現実の人間との結婚」という2次創作をしようとしていることに他ならないと思うのだけど、そうだとすれば、以前…
「GQ JAPAN 2008年 12月号 [雑誌] [雑誌]」を立ち読み、車内広告を見たせい。ふふっ、私もだいぶ毒されているなあ。で、いまasinコードを入れるためにAmazonで確認したら……えっ? ウンベルト・エーコの文が載ってる? すごい。もう一度見てこよう、というか…
「サイゾー」11月号の「大混乱の『崖の上のポニョ』論争を考える」を読む。くはー、批評家って職業は度胸あるなあ。はっきり言うと、いい度胸してんなー。ただ、批評家が自分は企画のうちどのような位置にあるかを考えて発言しているのなら、つまり、複数の…
文学フリマまで1ヶ月ないじゃん! やっぱ影分身、おれ追加! 爆裂的に鎮圧しねーとだめだ。24も放送終わっちゃったし。 来週の土日はそれにあてることとしよう。んー、他人のマネジメントしてる場合ではないな。もう心配するのを止めて水爆を愛するので、み…
多重影分身の術を身につけるまでナルトはかなり修行をしているが、その後は修行を影分身状態で行うことで修行の速度を飛躍的にアップさせた。分業に近いことをしているわけだ。今後おそらく、文明がオメガ点を越えたのと同じようなことが起きるのではないだ…
Contemporary Debates in Metaphysics (Contemporary Debates in Philosophy)作者: Theodore Sider,John Hawthorne,Dean W. Zimmerman出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2007/11/20メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見る イントロ…
今月も文芸誌がいい具合ですね。 「群像」は創作合評が巽孝之+安藤礼二+福永信で、福永サマ、要約長いね! 合評全体のレベルが高い。読み入ってしまいました。 「新潮」、「このあいだ東京でね」の青木淳悟が短編を書いている。「TOKYO SMART DRIVER」、目…
ニコ厨への私信です。 音楽を、主にメディアの側面から考えるうえでの教科書……いや参考書として次をあげておきます。音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ作者: 増田聡,谷口文和出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2005/02メディア: 単行本購入: 3人 クリ…
id:pubkugyoに次々と機能を転嫁している。いずれ乗っ取られるだろう。しかし、乗っ取られたところで平衡状態に落ち着くか、振動を繰り返すかは、ちょっとまだわからない。 Mereological essentialism - Wikipedia ん、"Deon and Theon" argumentというのはは…
必殺仕掛品でググると最近の2ちゃんねるのネタスレが出てくる。なお、これは「ひっさつ しかかりひん」と読むのだ。 昨晩は眉を整えていたらねむくなって22時に寝てしまい『笑う犬2008秋』を見逃したよ。 最近は『線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィッ…
The Philosophy of the Visual Arts作者: Philip Alperson出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 1992/04/09メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 中身をAmazonで確認ちゅう。某所で、教科書としてシラバス…
価値論的思考実験とVirtural Reality 以前、私は虚構キャラクタの権利について考えたが、なるほど、いま哲学ではこういう方面から入って考察がなされているのか。VRの問題は当時あまり触れなかったが、たしかにそっちから入ったほうが筋がよさそうだ。いや、…
こんどから入手した論文の入手先を記録しておくことにしよう。どこのデータベースを調べて入手したのか分かると便利だろうから。 データベースhttp://www.informaworld.com/smpp/home~db=allから、以下の論文を入手。 [Lewis, D. and Lewis, S. 1970] Holes,…
虚構的指示対象がなんらかの意味で実在することを認めないでもやっていけると……うふー……それって、穴の実在を認めないでやっていけるとする立場同様の批判を、与えられうるのではないかな。 つまり、ドラゴンの実在を認めない立場から、 ドラゴンが眠ってい…
今日もこのカテゴリだからね、甘いこと言うわよ。 とりあえずいまは形而上学よりは芸術の哲学の諸問題をかきこみたい*1と思ってるんだけど、そのうちには可能世界に関するいくつかの立場をちゃんと確認しないといかんですね。たとえば「魂的因果関係の不在は…
『現代アートの哲学 (哲学教科書シリーズ)』を使って芸術の哲学を概観する勉強会をやってきた。「スポーツと芸術との違いについて勉強会をやりたい」ということを言っていた友人がいたので*1、少しは参考になったといえよう。参考図書もすぐに推薦してあげれ…
魂的因果関係の不在は可能世界を使って示せるか? - kugyoを埋葬するの理解を促すためにイラストをつけようかと思ったが、そこまですることもないかと思い、ここでやめた。文章中の固有名詞の出しかたを見ても、このていどの文章が読めるかた向けに書いてい…
読書の誠実さ - God & Golem, Inc. id:ggincさんからトラックバックをいただいた。早急にCurrie論文を私訳して応答したいと思う(つまり、議論する必要がある内容を含んでいる文章からトラックバックを受けたと思っている)。ひょっとしたらフィッシュ入りの…
今日はこのあとひさびさに続きを読む記法を使うね。 某飲み会に行こうと思って、そうするとせっかく芸術作品について考察するであろう人々にお会いできるわけだから、なにかのお役に立てればとCurrie論文サーベイのレジュメを2部刷ったんだけど、炎天のもと…
いやー、さすがCurrie先生、文学の哲学界の密室卿ですね。作品とはテクストでもなんでもなくてじつは行為だったんですね。どうりでページをめくっても作品なんてはさまってないわけだ、いままでカテゴリーを錯誤してたよ。textualismがElgin and Goodmanとと…
じりじりとした訳出作業のあいまに、西村清和『フィクションの美学』を読む。よかった、 「実用論的汎反意図主義」 (e)ところで、作者の意図を考慮せずに表象を解釈した場合、そしてそのときのみ、私たちはその表象を芸術作品として受容していることになる。…
こんにちは! みなさん車輪の再発明してますか? こちとら予告どおり海沿いに行き、死人のエッセイについての老人のエッセイに付き合わされてきましたよ。 さて海沿いでは、「拉麺哲学」というラーメン屋に通ったほか、楽しい苛ストーリー・マガジン『ファウ…