本日書き出しの前言に ついふらっと・言い出す論
「新潮 2008年 09月号 [雑誌]」を少し読んだ。前田塁(平野啓一郎へ)・古谷利裕(岡田利規へ)・福嶋亮大(舞城王太郎へ)による批評がどれもおもしろい。頼もしい批評家たちだと思う。 まあ、可能世界論なんて見ると、ハハア、と思ってしまうのだけど、そ…
これが仏の国から来たコンボか……。 http://www.magiccorporation.com/mc.php?rub=combos&file=combos&num=13127 自由と決定論とについて、いま『自由は進化する』に説得されちゅう。やはり「自由」とか「不可避」とかいった概念の切り分けがキモだとは思って…
ここ数週間、余命を決する時期だったっていうのもあるけど、抽象的思考は最近だらしねぇ状態で、たとえば26日にあった「心の科学の基礎論」研究会例会にも行けなかった、せっかくご案内をいただいてたのに。『なぜ意識は実在しないのか』の、永井先生ご自身…
8月になってしまった。延滞した本を図書館に返してから、上記の犯行予告をFIFOに解決するとしよう。では行ってきます。
渡米する友人のためのマイクとウェブカメラとを購入するついでに、秋葉原で久々にカード屋に寄ってコモンパックと土地とを購入。土地もみんな捨ててしまったので出直しだ、アートワークごとに1枚ずつは残してあるんだけど(別の用途がある)。 驚いたことに…
グッドマーン 拡・張! - kugyoを埋葬する 当時は気づかなかったが、卑猥なタイトルの記事を書いてしまった。"グッドマーン"で検索してこのページにたどりついたかた、申しわけありません。 このブログはやっぱりちょっと読みづらい。設定をいろいろいじって…
渡米してしまう友人のために、電気街でSkype用キットを見繕ってさしあげる予定だけど、そのときについでにコモンパックを10個ぐらい買ってこようと思う。あれってたしか60枚ぐらい入って200円ぐらいだよね。もう土地は捨てちゃったから定石どおり黒いカード…
超能力によって知った情報によると、はやみねかおるによる夢水清志郎シリーズに完結編が出るらしい……はやみねのブログをチェックしたところではまだ執筆をはじめた段階だそうだけれども、いずれにせよ、なんとトラウマイニング(Trauma mining)な情報か! あ…
optical_frogさんへの再応答:なぜ他者の意図(意識)は常に虚構(見なし)なのか - kugyoを埋葬する この記事、後半はどうも釈迦に説法のケがあるように思えてきました。 他人の心の問題は、心の哲学の問題であり、ということは、ジョン・R・サール先生の専…
『1000の小説とバックベアード』の批評を再公開しました。検索をかけてこのページを訪れていた方々、お待たせしました。 『1000の小説とバックベアード』批評 〜読んでるおまえは「僕」じゃねえ! - kugyoを埋葬する 『1000の小説とバックベアード』批評2 〜…
先日の勉強会を振り返ってふと思ったのですが、テクストの著者が誰か、というのが大問題になるのは、文学よりも大勢の人間が製作に加担する映像作品のような気がします。監督や脚本家だけでなく、俳優や声優さえもテクストの作者である、ということもできる…
始まりが終わると始まるのである。 勉強会で以下の論文を扱った。The Philosophy of Literature: Contemporary and Classic Readings - An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies)作者: Eileen John,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blac…
今日は中央大学文学会で行われたゼミにお誘いをいただいたため、電車を乗り継いで(ところで、モノレールは電車なのか?)多摩キャンパスまで行ってきた。もっとさっそうと登場したかったのだけど、ざんねんでした。 帰りに京王線の車内電光掲示板で、 京王…
ついに……The Philosophy of Literature: Contemporary and Classic Readings - An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies)作者: Eileen John,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2004/02/13メディア: ペーパーバック購入: …
『不可能性の時代 (岩波新書)』で大澤真幸が、第三者の審級の無能性、ということを言っているらしい。以前に虚構キャラクタの権利の議論で触れたことにもつながるけど、それがほんとうに第三者であるのなら、無能なのはあたりまえである。友人が読んでいたと…
光文社版『幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)』に「大学読書人大賞」の帯がついているのを近所の書店で見かけた。私は裏方の裏方なので、見かけるまで交渉のけりがついたことを知らなかったけど、ありがたいことだと思う。 帯はついていると読んでいると…
「前田塁」についてすこし - kugyoを埋葬する と、いう話を、こないだ市川真人主催の飲み会のときにぶつけてきたのだけど、言っているそばから「遅れてきたテクスト論者」前田塁の話を市川真人にしたってしょうがねえやな、という気分になった。ところで、市…
昨日は秋葉原で友人たちと会い、誕生日祝いにクソゲーの山と『せがれいじり』とをプレゼントしてもらった。クソゲーの山のなかにはそもそも特殊な機器がないとプレイできないものもあり、それらのディスクはまたたく間にコースタと化した。 ルーズリーフ1枚…
研究する意味作者: 金子勝,高橋哲哉,竹村和子,岡真理,吉見俊哉,藤原帰一,大澤真幸,小森陽一出版社/メーカー: 東京図書発売日: 2003/05/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 74回この商品を含むブログ (14件) を見る 最近まで、鼎談や対談という形になって…
ボストン大学の卒業証書を見せながら自分はレバノン人だと言えば、かれらはすぐにそれは偽造文書だと思うんですよ……これって誰のせいでしょうか? どう考えてもオーストラリア人のせいではないわね。結局、かれらの見方は経験から培われてきたわけでしょう………
最近、知識情報処理とか、確率過程とかの話をしながら、状態推移図をよく描く。これ自体は単なるメモのようなもので、特に使いでがあるわけではないんだけど、 こういう状態推移図を見ると、子宮に見えてしかたがない。なお、 こうするとセミ人間みたい。
「大学読書人大賞」今回の1位は『幼年期の終わり』でした。ご来場いただいたみなさま、ご関心を持っていただいたみなさま、ありがとうございました。 『1000の〜』は? 2位でした。発表の瞬間おれの表情が月くんだったのを見たひと、忘れてください。 あと某…
さすがに反響はない、のは当たり前で、哲学書ばかり読んでいると、あるいは半径1クリック環境を整備しまくっていると勘違いしがちだけど、世の多くのひとは分析哲学なんかに興味ねーのである。そういうわけで、少なくとも話をふればレスポンスをもらえるよう…
2008-04-19 叢書《制度を考える》の続刊で注目は、デイヴィッド・ルイスの『慣習――哲学的考察』とケン・ビンモアの『自然的正義』の2冊。 うおお! NTT出版やるねえ! でもどこにブクマをつければこの情報をメモ(memorize)できるかわからない。NTT出版のサ…
以下はメモなので、あとで個別に検討して書き直すおそれがある。 『なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)』読了。ポイントは押さえた。この永井のチャーマーズ批判は、チャーマーズの「われわれ」を「私」に書き換えればかわせてしまうのでは? あと「人…
「大学読書人大賞」―大学読書人大賞―大学文芸部イチオシの本 はい、前々からサイドバーで告知したり本文にまぎれこませたりしていたイベント「2008大学読書人大賞を決定する公開討論会」ですが、もう一度場所と時間とを明記します。 場所:東京都美術館の講…
いま『合理性の諸問題 (現代哲学への招待 Great Works)』(原題はProblems of Rationalityだよ)をがんばってげろげろ読んでいるんだけど、著者はドナルド・デイヴィドソンなんだよね。 で、私はひとなみにインターネットを駆使するインターネッタなので、 ド…
岩波講座 哲学も戦後だけで3講座めとなるのだが、その第7巻は『芸術/創造性の哲学』である。しかし、じつは虚構論というのは芸術の哲学というより、言語の哲学に近い領域にあり、第3巻『言語/思考の哲学』には清塚邦彦「虚構論」が収録される。 で、この清…
ミクシィを更新したよ……。 で、そこで載せた奇跡批判の議論を短くまとめて、ついでに答えも載せておこう。 奇跡の報告の信憑性を考えてみよう。 信憑性100%の情報というのは恒真式である。また、0%の情報というのは恒偽式である。 で、この信憑性と、情報の…
先日出会った太田さん(心の科学基礎論研究会に行ってきた - kugyoを埋葬するを参照)が、喫文会というサークルのメンバでいらしたことにいまさらながら気づく。彼のブログ(笑半紙)はずっと前から私のはてなアンテナに登録されてあるのだ。 喫文会には私のサ…